キャブスが今季初の連勝達成
クリーブランド・キャバリアーズが強豪2チームを立て続けに撃破し、カンファレンス最下位を脱出だ。
レブロン・ジェイムス退団で再び低迷期に突入し、開幕16試合で2勝しかできていなかった今季キャブスだが、現地23日にアウェイで76ersから大金星をあげると、バック・トゥ・バックとなった翌24日の試合では本拠地クイックン・ローンズ・アリーナでヒューストン・ロケッツに勝利。今季初の2連勝を達成し、イースト14位に浮上した。
この日のキャブス(4勝14敗)は、2018ドラフト8位指名の新人コリン・セクストンがキャリア最多の29得点をマークしてチームを牽引。セクストンは前日のシクサーズ戦でも23得点の大活躍を見せている。
▼ミドルレンジかキレキレ
3週間ほど前には、キャブス番記者のJoe Vardon記者が、「チームのベテランたちは『セクストンが自分の役割を理解できていない』と考えている」とThe Athleticの記事で伝えていた。その報道に刺激を受けたのかは分からないが、セクストンはそこからの8試合で19.6得点、FG成功率50.8%を平均と、極めて優秀なパフォーマンスを続けている。
ロケッツ戦でのキャブスはセクストンの他、ジョーダン・クラークソンが20得点、トリスタン・トンプソンが16得点/22リバウンド/4スティールで勝利に貢献した。
なお今季がプロ8年目のトリスタン・トンプソンは、18試合の先発出場で11.1得点、11.4リバウンドと、キャリアベストなシーズンを送っている。特にオフェンスリバウンドが驚異的で、ピストンズのアンドレ・ドラモンドに次いでリーグ2位となる1試合5.2本を平均。今季トンプソンは5本に1本の割合でキャブスのショットミスをリバウンドで回収しており(オフェンスリバウンド%が19.2%)、これは全盛期のデニス・ロッドマンやモーゼス・マローンに引けを取らない歴代屈指の数字だ。
一方で2連敗となったロケッツ(9勝9敗)は、ジェイムス・ハーデンがゲームハイの40得点、13アシストで奮闘。この日は、クリス・ポールが休養のため欠場している。
Image by Erik Drost
ボックススコア:「NBA」