クリスチャン・ウッドがロケッツデビュー戦で27得点ダブルダブルの大活躍
NBAでは現地17日、ヒューストン・ロケッツとサンアントニオ・スパーズがトヨタセンターでプレシーズンゲームを対戦。ロケッツが128-106で快勝を収めた。
この日の試合で最も脚光を浴びたのは、今オフにデトロイト・ピストンズからロケッツへと移籍したビッグマンのクリスチャン・ウッドだ。
センターとして移籍後初のゲームに先発出場したウッドは、24分の出場で27得点、10リバウンドのダブルダブルを記録。マッチアップした大ベテランのラマーカス・オルドリッジを圧倒するパフォーマンスで、堂々の新チームデビューを飾った。
昨季のウッドは、13.1得点、6.3リバウンド、スリー成功率38.6%を平均。シーズンの大部分でベンチ出場だったが、2月にピストンズがアンドレ・ドラモンドをトレード放出して以降はスターターに定着し、2月からの13試合で22.8得点、9.8リバウンドとオールスター並みの数字を記録している。
センターポジションとしてはややアンダーサイズなウッドだが、オフェンス面では超万能なビッグマンだ。
ロングツーからスリーまで打てる広いシュートレンジを持ち、スクリーン&ロールなどリムランナーとしても強い。オンボールで自ら点を取りに行くスキルもある。この日の試合では、ハーデンとのケミストリーもバッチリだった。
ウッドのパフォーマンスは、ハーデンの目にどのように映っただろう。
現地メディアによれば、ハーデンはトレードを希望しているとのこと。希望する移籍先として、ブルックリン・ネッツ、フィラデルフィア・76ers、マイアミ・ヒート、ミルウォーキー・バックスの4チームが挙げられているという。
なお『The Athletic』は同日、76ersがハーデン獲得に向けて、ベン・シモンズをトレードパッケージに含める考えがあると、関係者から得た情報として報道。ただその直後、76ers球団社長のダリル・モーリーは「ベンをトレードするつもりはない。彼はチームの将来にとって大切な一部だ」と真っ向から噂を否定した。
ボックススコア:「NBA」