クリント・カペラ、10ブロックでキャリア初のトリプルダブル達成
NBAでは現地22日、アトランタ・ホークスとミネソタ・ティンバーウルブズが対戦。センターのクリント・カペラが、キャリア初かつ超レアなトリプルダブルを記録して、ホークスを116-98での勝利に導いた。
ウルブズ戦でのカペラは、30分の出場で13得点、19リバウンド、そして自己ベストの10ブロックをマーク。10ブロックでのトリプルダブル達成は、2018年のアンソニー・デイビス以来初で、さらにホークスの選手としては2000年2月のディケンベ・ムトンボ以来約21年ぶりの快挙だという。
さらにカペラは、この2日前に行われたデトロイト・ピストンズ戦でも、27得点、26リバウンド、5ブロックで大暴れ。
NBAによると、過去35シーズンでカペラの他に25/25のダブルダブルで5ブロック以上を記録したのは、ムトンボ、シャキール・オニール、パトリック・ユーイング、アキーム・オラジュワンのレジェンドビッグ4選手のみだという。
昨年のトレードデッドラインにロケッツからホークスへと移籍したカペラは、新天地での今季13試合で14.2得点、14.5リバウンド、2.3ブロックを平均中。特に先週の3試合では21.0得点/20.0リバウンド/6.0ブロックと、凄まじいペースでスタッツを積み上げた。
2020-21シーズン第5週イーストのプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィークの有力候補だ。
なお元チームメイトのエリック・ゴードンは、ロケッツがカペラを手放した去年のトレードについて、今でも納得がいっていない模様。ESPNの記者がカペラのトリプルダブルを称賛するツイートを発信すると、ゴードンはそこに「まだ怒ってるよ」と不満のリプを書き込んでいた。
22日のウルブズ戦ではカペラの他、ようやくスランプを脱しつつあったトレイ・ヤングが43得点で大活躍。ホークスは3連勝をあげ、今季成績をイースト6位タイの8勝7敗としている。
ボックススコア:「NBA」