【2018ファイナル第2戦】カリーがスリー成功数でファイナル新記録
現地3日にオラクルアリーナで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対クリーブランド・キャバリアーズの2018NBAファイナル第2戦は、ホームチームのウォリアーズが最初から最後まで1度もキャブスにリードを許すことなく、122-103で圧勝。シリーズを2勝0敗とした。
この日のウォリアーズは、開始直後からレイアップやダンクを連発するウォリアーズらしいオフェンスを展開して主導権を掌握する。
対するキャブスは、レブロン・ジェイムスやケビン・ラブ、トリスタン・トンプソンらスターターの活躍で何とか終盤まで食い下がったが、ウォリアーズは第4Qにステフィン・カリーがMVPモードに入りテイクオーバー。カリーは最終ピリオドにスリー5本を沈める大爆発を見せ、一気にキャブスを突き放した。
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ウォリアーズは、カリーが17本中9本のスリーを沈めて33得点、8アシスト、7リバウンドをマーク。NBAファイナルにおける1試合のスリー成功数でレイ・アレン(8本、2010年ファイナル第2戦)の記録を追い抜き、歴代最多記録を樹立した。
カリーの他には、ケビン・デュラントがFG成功率71.4%で26得点/9リバウンド/7アシスト、クレイ・トンプソンが20得点を獲得。足関節を負傷しているトンプソンだがほとんど怪我の影響は見られず、ドレイモンド・グリーンは8リバウンド、7アシストと攻守で活躍を見せた。
この日の試合では、カリーが26本のショットを打ったのに対して、デュラントは14本。やはりウォリアーズのオフェンスは、カリーが第1オプションを担い、デュラントがスコアリング以外の面で注力できるような形になった時が最強だろう。
さらに第2戦では、ロケッツとのシリーズでベンチウォーマーとなっていたジャベール・マギーが先発出場し、6本中6本のFGを決めて12得点、ベンチからはショーン・リビングストンが同じくノーミスで10得点をマークして勝利に大貢献。チーム全体でも、特に前半は守備が素晴らしく、カリーがレブロンにスイッチするのを極力回避し、デュラントもレブロンに対して第1戦とは見違えるような好守備を見せた。
なお第1戦のヒーローであるJ.R.・スミスに対して、オラクルアリーナは選手紹介の際にスタンディングオベーションで大歓迎。
さらに第1Qにスミスがフリースローラインに立った時には盛大なMVPコール。スミスは試合後、ホームファンからの手厚いもてなしについて「無視されるよりはいい。嬉しいよ」と語った。
一方のキャブスは、レブロンが29得点/13アシスト/9リバウンド、ケビン・ラブが22得点/10リバウンドで奮闘。第3戦は現地8日にクリーブランドで行われる。
ボックススコア:「NBA」