デイビッド・ウェストが引退を表明
大ベテランビッグマンのデイビッド・ウェストが現地8月30日、NBAからの引退を正式に発表した。
ウェストは、「人とは経験の集積である」という一文から始まる声明をTwitterにシェアして引退を表明。
https://twitter.com/D_West30/status/1035162318756241409
「私はNBAでプレイするという子供のころの夢を実現できて幸運だった。15シーズンを終え、私はバスケットボールから引退することに決めた。キャリアを通して支えてくれた家族や友人、コーチ、チームメイト、球団、ファンたちに対し、恐縮するとともに光栄に思っている。私を応援してくれた人、私のために祈り、やさしい言葉をかけてくれたすべての人たちに感謝している。自分の信念は決して曲げない。ありがとう!」
– デイビッド・ウェスト
レブロン・ジェイムスやドウェイン・ウェイドと同じ2003年ドラフトでNBAデビューしたウェストは、キャリア15シーズンでホーネッツ(現ペリカンズ)、ペイサーズ、スパーズ、ウォリアーズの4チームでプレイし、13.6得点、6.4リバウンドを平均。通算試合数とオフェンスリバウンド数でペリカンズの球団最多記録を保持している。
ウェストのキャリアで印象的なのは、やはりホーネッツ時代だろう。全盛期の2007-08と2008-09には2年連続で平均20得点以上を記録し、2回のオールスターに選出。クリス・ポールとのピック&ポップは当時のリーグで最も止めるのが難しかったコンビプレイの一つで、またタイソン・チャンドラーとのフロントコートも守備力が非常に高かった。
▼CP3&ウェスト
2011年に左膝前十字靭帯損傷の大怪我を負ってからは、選手としてやや衰えてしまったウェストだが、その後も移籍先のペイサーズでポール・ジョージやランス・スティーブンソンらと共に、主力の一人としてチームを2年連続でのカンファレンスファイナル進出に牽引。ここ2シーズンはウォリアーズでプレイし、セカンドユニットのセンターとして2連覇に大貢献して、チャンピオンとしてキャリアに終止符を打った。
▼クレイ・トンプソンから祝福のメッセージ
「おめでとう、D.ウェスト。毎日のように人生について新たなことを彼から学んだ。ブラザーと一緒に最高峰のレベルで戦えたことに感謝している」
参考記事:「NBA」