スパーズエースとしてブレイク中のデジャンテ・マレー、今季8回目の20得点ダブルダブルを記録
ミルズやデローザン、オルドリッジら大ベテランたちと決別し、ついに若手中心の本格的な再建期に突入した今季のサンアントニオ・スパーズ。開幕19試合で6勝13敗と大きく負け越しており、プレイオフに返り咲くのはまだまだ先になりそうな雰囲気だが、一つの大きな希望は今年で25歳となったデジャンテ・マレーの成長ぶりだ。
今季のマレーはトップレベルの守備を維持しつつ、得点、アシスト、リバウンド、スティール、ブロックの主要スタッツすべてでキャリアハイを記録中。現地11月29日に行われたワシントン・ウィザーズ戦でも22得点、10リバウンド、8アシストでオールラウンドに活躍し、スパーズを116-99での勝利に導いた。
これでマレーは今季19試合中9試合でダブルダブルを達成。ガード選手としては、クリス・ポールとトレイ・ヤングに並んでリーグ5位となる。しかも9回のダブルダブルの内、8回で20得点超え。その内の3回はトリプルダブルだった。
今季のマレーのスタッツは:
- 19.1得点(自己ベスト)
- 8.5リバウンド(自己ベストかつガード選手で今季最多)
- 8.1アシスト(自己ベストかつリーグ7位)
- 2.0スティール(自己ベストかつリーグ5位)
今季スパーズは1試合の平均得失点差でリーグ21位の-1.8だが、マレーがフロアにいる時間帯では+1.3点。マレーが今のスタッツを最後まで維持できれば、今季MIPの有力候補になる可能性も十分にある。
同日のスパーズはマレーの他、デリック・ホワイトがチームハイ24得点、ヤコブ・パートルが14得点/11リバウンドで勝利に貢献した。
ボックススコア:「NBA」