今季第4Q得点リーダーのデローザンが再びクラッチタイムに躍動、ブルズがネッツに勝利
NBAでは現地4日、ブルックリン・ネッツとシカゴ・ブルズのイーストトップ2チームがバークレイズ・センターで激突。デマー・デローザンとザック・ラビーンの“スラッシュ・ブラザーズ”が60得点をあげたブルズが111-107で接戦を制した。
これでブルズは連勝を3に伸ばし、シーズン成績を16勝8敗に更新。カンファレンス首位のネッツまで0.5ゲーム差に迫った。
試合は第3Q中盤の時点でネットが11点リードを奪取。ブルズはそこからザック・ラビーンの奮闘で立て直し、第4Q開始までに試合を接戦に持ち込むと、最終ピリオドはデマー・デローザンがテイクオーバー。タイトな守備をかわしながら難しいミッドレンジを次々と沈め、ピリオド13得点を獲得する。
ネッツはケビン・デュラントの活躍で最後まで食い下がり、残り時間39秒にデュラントのスリーで2点差にまで迫ったが、対するブルズは次のポゼッションで、デローザンがペネトレーションから値千金のアシスト。デローザンからの絶妙なキックアウトパスを受けたロンゾ・ボールが残り16秒で事実上の決勝点となるスリーを沈めた。
ブルズはラビーンがゲームハイ31得点、デローザンが29得点でチームを牽引。ニコラ・ブーチェビッチと新人のアヨ・ドスンムがそれぞれ11得点をマークして勝利に貢献している。
敗れたネッツ(16勝7敗)は、デュラントがチーム最多の28得点、ラマーカス・オルドリッジが20得点を獲得。ジェイムス・ハーデンは14アシストに0ターンオーバーとプレイメイク面では完璧だったが、21本中5本のフィールドゴール成功から14得点とシューティングが振るわなかった。
▼ブルズハイライト
King of the 4th
今オフにブルズへと移籍したデローザンは24試合の出場で26.4得点を平均中。特にクラッチタイムでの活躍ぶりが目覚ましく、第4Q得点ではトータルとアベレージの両方で今季リーグ首位の数字を記録している。
▼今季NBAの第4Q得点王トップ5
- デマー・デローザン:178得点(平均7.7得点)
- ジェイソン・テイタム:157得点(平均6.5得点)
- ザック・ラビーン:149得点(平均6.8得点)
- ヤニス・アデトクンボ:132得点(平均6.9得点)
- ポール・ジョージ:125得点(平均6.0得点)
なお同日の試合では、ブルズのアレックス・カルーソが前半にハムストリングの負傷で途中退場。怪我の詳細は現時点で分かっていない。
ボックススコア:「NBA」