ルカ・ドンチッチが自己最多20アシストで30得点トリプルダブル、マブス5位浮上
ダラス・マーベリックスが現地5月1日、本拠地アメリカン・エアラインズ・センターで行われたワシントン・ウィザーズとの試合に125-124で辛勝。ついにウェスト5位に浮上した。
今季序盤は怪我やコロナ感染によるコアメンバーの離脱に苦しめられ、一時は9勝14敗のウェスト14位にまで転落していたマブスだが、そこから27勝13敗と大きく勝ち越し急上昇。現在は36勝27敗でロサンゼルス・レイカーズと並んでいるが、マブスがタイブレーカーを保持しているため上位にくる。
ドンチッチ再び新記録
この日のマブスは、ルカ・ドンチッチが31得点、20アシスト、12リバウンドのトリプルダブルで大活躍。スリー6本中1本成功とロングレンジが不発気味だったが、その代わりにミッドレンジがキレキレで、正念場でもプルアップのロングツーを続けて沈めて、チームを勝利に導いた。
ドンチッチにとってキャリアハイとなった20アシストは、「60得点」並みにレアなスタッツ。2015年以降では、どちらも14回しか達成されていない。
しかも、20アシスト以上で30得点トリプルダブルを記録した選手は、オスカー・ロバートソン、マジック・ジョンソン、ラッセル・ウェストブルックに次いで、ドンチッチが史上4人目となる。
またこの日のドンチッチは、20アシストに対してターンオーバーがわずか1本。ESPNによると、ターンオーバーを1本以下に抑えながら30得点/20アシスト超えが記録されたのは、ターンオーバーが公式スタッツとなった1977-78シーズン以降で初めてのことだという。
これでドンチッチは、キャリア190試合目にして通算35回目のトリプルダブルを達成。マジック・ジョンソンを上回るペース(204試合で35回)でTDを積み上げており、すでに通算トリプルダブル数で歴代11位に浮上している。
マブスはドンチッチの他、ドリアン・フィニー・スミスが22得点で勝利に大貢献。試合を通してラッセル・ウェストブルックをマークする大役を担いつつ、チームの2点ビハインドで迎えた第4Q残り9秒には、ドンチッチのパスから逆転決勝弾となるコーナースリーを沈めた。
一方で敗れたウィザーズは、ラッセル・ウェストブルックが42得点、10リバウンド、9アシストで奮闘。ブラッドリー・ビールが28得点、八村塁が18得点をマークした。
ボックススコア:「NBA」