ドノバン・ミッチェルがプレイオフ初戦で57得点、PO史上3位の大記録
NBAでは現地8月17日、プレイオフ2020の第1ラウンドが開幕し、ウェスト3位のデンバー・ナゲッツと6位のユタ・ジャズがシリーズ第1試合を対戦。ジャズのドノバン・ミッチェルが、オーバータイムに及ぶ死闘の末に、球団新記録となる57得点を叩き出した。
プレイオフの試合で50得点を超えたのは、2003年イースト第1ラウンド初戦でのアレン・アイバーソン(55得点)以来17年ぶりとなる。
この日のミッチェルは、43分の出場で33本中19本のフィールドゴールと13本中13本のフリースローに成功。ピック&ロールからナゲッツ守備を縦横無尽に切り崩し、第4Q終了時で52得点に到達する。この時点で、ジャズのプレイオフ最多得点記録を保持していたカール・マローン(50得点、2000年)を追い抜いていた。
さらにミッチェルは、OTでの5分間で6得点を追加。試合には惜しくも敗れたものの、ミッチェルの57得点は、1986年のマイケル・ジョーダン(63得点)、1962年のエルジン・ベイラー(61得点)に次ぐ、プレイオフ史上3位の大記録だ。
▼プレイオフ歴代得点記録Top5
プレイヤー | 得点 | シーズン | |
---|---|---|---|
1 | マイケル・ジョーダン | 63得点 | 1984年 |
2 | エルジン・ベイラー | 61得点 | 1962年 |
3 | ドノバン・ミッチェル | 57得点 | 2020年 |
4 | ウィルト・チェンバレン | 56得点 | 1962年 |
4 | チャールズ・バークレー | 56得点 | 1994年 |
マレーがゾーン状態に
なお試合は、ミッチェルの記録的なパフォーマンスを耐え抜き、ナゲッツが135-125で勝利。ジャマール・マレーが36得点/9アシスト、ニコラ・ヨキッチが26得点/10リバウンドをマークしている。
特にマレーは、クラッチタイムでのショットメイクが神がかっていた。
ミッチェルが8秒バイオレーションという致命的なミスを犯した第4Q残り1分40秒から、難しいプルアップシュートに3本連続で成功。試合を延長戦に持ち込むと、オーバータイムでもタフショットを沈めまくった。マレーは試合ラスト7分間だけで18得点をあげ、その間にたった1人でジャズをアウトスコアしている。
敗れたジャズはミッチェルの他、ジョー・イングルスが19得点/6アシスト、ジョーダン・クラークソンが18得点、ルディ・ゴベアが17得点/4ブロックで奮闘した。
ボックススコア:「NBA」