2021年11月のNBA月間賞:カリーが昨季4月から3連続でプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス
NBAでは現地2日、2021年10月/11月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)、並びにルーキー・オブ・ザ・マンス(月間最優秀新人選手)が発表された。
・イースト:ケビン・デュラント
イースタンカンファレンスでは、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントがキャリア通算15回目の選出を果たした。
デュラントは10月と11月に出場した20試合でリーグトップの28.6得点、7.5リバウンド、5.6アシストを平均。FG成功率でキャリアベストの53.9%を記録中で、ネッツをイースト首位の15勝6敗に導いた。
デュラントが月間最優秀選手を受賞するのは2017年1月以来約4年ぶり。通算15回の選出は、レブロン・ジェームズ(40回)、コービー・ブライアント(17回)、マイケル・ジョーダン(16回)に次ぐ歴代4位の数字となる(※プレイヤーズ・オブ・ザ・マンスがカンファレンス別になったのは2001年から)。
ネッツの選手がプレイヤーズ・オブ・ザ・マンスに輝くのは、ジェイソン・キッド、ケンヨン・マーティン、ビンス・カーター、ジェイムス・ハーデンに次いで、デュラントが球団史上5人目だ。
・ウェスト:ステフィン・カリー
ウェスタンカンファレンスでは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーが昨季の4月から3カ月連続で受賞となった。
10月/11月のカリーはリーグ2位の27.8得点、5.7リバウンド、6.6アシスト、1.8スティールを平均し、ウォリアーズをリーグ首位タイの18勝3敗に牽引。最初の20試合で合計108本のスリーを成功させた(NBA史上最多ペース)。
11月8日のアトランタ・ホークス戦では、今季リーグ最多の50得点をマーク。カリーが月間最優秀選手に選ばれるのは、今回で通算9回目となる。
ルーキーズ・オブ・ザ・マンス
今季最初のルーキーズ・オブ・ザ・マンスには、クリーブランド・キャバリアーズのエバン・モーブリーとオクラホマシティ・サンダーのジョシュ・ギディーがそれぞれのカンファレンスから選出された。
2021年ドラフト全体3位指名のモーブリーは、10月と11月に出場した17試合で14.4得点、8.0リバウンド、2.5アシスト、1.8ブロックを平均。肘の負傷で2週間ほど離脱するアクシデントに見舞われながらも、ブロックで新人1位、得点とリバウンドで新人2位の数字を記録し、今季キャブスの好スタート(12勝10敗)に大貢献した。
モーブリーは特に守備面での活躍が目覚ましく、リム守備からペリメーターでのスイッチまでハイレベルにこなす万能なディフェンダー。プロデビューしたての20歳ルーキーながら、すでにキャブスの主力的な存在となっている。
10月で19歳になったばかりと今季リーグで2番目に若い全体6位指名のギディーは、デビュー最初の20試合で10.4得点、7.2リバウンド、5.8アシスト、1.0スティールを平均。アシストで新人1位、リバウンドで新人3位の数字を残した。
ギティーの最大の魅力は、何と言ってもセンス抜群のプレイメイク。203cmの長身でガード選手のように外からオンボールでオフェンスを指揮し、絶妙なアシストを決める。
このパスセンスとコートビジョンはまさに才能。今後はジャンプショットを安定して決められるようになれば、リーグ屈指のオフェンスプレイヤーへと成長できるポテンシャルを秘めている。
参考記事:「NBA」