【PHI-MIA第3戦】76ersがエンビードのプレイオフデビュー戦に勝利
シクサーズの若き大黒柱がついに復活だ。
現地19日に行なわれたフィラデルフィア・76ers対マイアミ・ヒートのファーストラウンド第3戦は、76ersが2点差で突入した第4Qをダブルスコアで上回り、128-108で快勝。シリーズ2勝1敗のリードを奪った。
この日のシクサーズは、眼窩骨折のためしばらくチームから離脱していたジョエル・エンビードが、頑丈なポリカーボネートのマスクと共に戦線復帰した。
最初のフィールドゴールを決めたのが第2Q終盤と、オフェンス面ではややスロースタートだったものの、パワーでヒートのフロントコート陣を圧倒しながらフリースローを稼ぎ、インサイドのディフェンスでは序盤から絶大なインパクトを発揮。NBA.comのスタッツによると、ヒートはノーチャージエリア内のFG成功率で、シリーズ最初の2試合は55.6%(54本中30本)を記録したが、エンビードが復帰した第3戦では33.3%(18本中6本)に大転落している。
またエンビードは、第4Q終盤にスリーやミドルレンジショットから7連続得点をあげて、76ersのリードを二桁に拡大。最終的に30分の出場で23得点、7リバウンド、4アシスト、3ブロックをマークし、堂々のポストシーズンデビューを飾った。
シクサーズはエンビードの他に、ダリオ・シャリッチとマルコ・ベリネリが21得点、ベン・シモンズが19得点、12リバウンド、7アシストを獲得。第1ラウンドでは、シモンズやシャリッチはもちろんだが、特にベリネリが絶好調で、シリーズ3試合で20.7得点、スリー成功率43.5%を平均している。
敗れたヒートは、ゴラン・ドラギッチが23得点/8アシスト、ジャスティス・ウィンズロウが19得点/10リバウンドのダブルダブルで奮闘。第2戦で大活躍したドウェイン・ウェイドは終始リズムを掴めず、FG10本中2本成功の8得点に終わっている。
第2Q中盤には、接触プレイでエンビードのマスクのゴーグル部分がフロアに落ち、それをウィンズロウが踏みつけて壊そうとして、審判から注意を受ける面白いシーンが見られた。
https://twitter.com/BBallSociety_/status/987130975175004161
エンビードは試合後のインタビューですかさず煽りを入れている。
「マスクに関して言えば、ジャスティスが踏みつけて、それから手で壊そうとしていた。彼は知らないだろうが、マスクの予備は50個ほどある。だからあの程度では僕をシリーズから追い払うことはできないよ。彼らにとって僕は悪夢なんだ」
– ジョエル・エンビード
シリーズ第4戦は現地21日に再びマイアミで行われる。
ボックススコア:「NBA」