ピアース、ガーネットがボストン凱旋:セルティックスファンから手厚い歓迎
ポール・ピアースとケビン・ガーネットの古巣凱旋となった26日のセルティックス対ネッツ戦。ボストンのファンたちは、長年チームの顔をつとめた2人を大きな拍手で温かく迎え入れた。
レイ・アレンと共に「ビッグ・スリー」と呼ばれ、2008年にはボストンに22年ぶりのチャンピョンシップをもたらしたピアースとガーネット。特にピアースは、1998年のデビューから昨年夏にトレードされるまで、15年間セルティックス一筋でやってきたフランチャイズ・プレーヤーで、移籍後も地元ボストンのファンたちから愛され続けている。
試合前の先発選手紹介の場面。普段は相手チームをブーイングで迎えるセルティックス本拠地の「TDガーデン」だが、この日はガーネットの名前がアナウンスされると観客は総立ちでエール。続いてピアースが登場すると、歓声はさらに大きく鳴り響いた。
試合では、セルティックスが2人のために用意したトリビュートムービーが会場の巨大スクリーンで上映された。まずは第1Qの途中でガーネットのムービー:
ムービーが終わると、再び観客から盛大なスタンディングオベーション。ガーネットは笑顔で応えた。
ガーネットがセルティックスでプレーしたのは6シーズン。キャリアの3分の1にも満たないが、その6年間が球団やファンにとってどれほどインパクトの強いものだったのかが、改めて伝わってくる。
続いて第1Qの終了後、ピアースのムービーが流れた。
観客総立ち、拍手、拍手、大声援…、ピアースは深々とお辞儀。これほど温かく、エモーショナルな古巣凱旋試合は見たことがない。ムービーが終わっても、1分ほどは拍手喝采が鳴り止まなかった。
この日の試合は85対79でネッツが勝利。ガーネットとピアースは、それぞれ6得点をマークした。
試合後ガーネットは、「今日はこれまでで最も集中するのが難しい試合だった。とても素晴らしいホームカミングだよ」とコメント。ピアースは、「僕が落ち込んでいた時期や未熟だった時期、僕の成長期、チームを引っ張る男になりチャンピョンシップを勝ち取った時期。みんなずっと応援してくれた。ただありがとうと言いたい」とファンに対する感謝の想いを語った。
NBAっていいよね…。
Thumbnail via @ESPNNBA/Twitter
Video:「YouTube」