アデトクンボが史上初、主要スタッツ5項目で今季リーグ上位20位入り
ついにオールスター初出場を果たし、名実ともにミルウォーキー・バックスのフランチャイズプレイヤーへと躍進を遂げた2016-17シーズンのヤニス・アデトクンボ。今季リーグのスタッツでは、ラッセル・ウェストブルックのシーズン平均30得点トリプルダブルが最も注目を集めたが、何気にアデトクンボも前代未聞のオールラウンドな記録を達成している。
アデトクンボは2016-17シーズン80試合にスタメン出場し、合計1832得点(リーグ14位)、700リバウンド(15位)、434アシスト(18位)、131スティール(9位)、151ブロック(15位)を獲得。NBAによると、主要スタッツ5項目でそれぞれリーグ上位20位以内に入った選手は、今季のアデトクンボが史上初だ(ブロックとスティールが記録され始めた1973年以降で)。
▼シーズンハイライト
またアデトクンボは、同じスタッツ5項目で今季バックス最多を記録(22.9得点、8.7リバウンド、5.4アシスト、1.9ブロック、1.6スティール)。5つの主要スタッツすべてでチームをリードしたのは、1997-78のデイブ・コーウェンス、1994-95のスコッティ・ピッペン、2002-03のケビン・ガーネット、2008-09のレブロン・ジェイムスに次いで史上5人目となる。
オールスター直前にはイースト9位に転落し、さらに主力のジャバリ・パーカーが2月に怪我で離脱。厳しい状況に立たされていたバックスだが、アデトクンボの活躍やクリス・ミドルトンの復帰もあり、オールスターブレイク後の27試合を17勝10敗の好成績で切り抜け、イースト6位に浮上してシーズンを終えた。プレーオフ第1ラウンドでは、トロント・ラプターズと対戦する。
Image by Keith Allison
参考記事:「NBA」