ヤニス・アデトクンボがバックス史上初、3試合連続でトリプルダブル
ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが現地15日、キャピタル・ワン・アリーナで行われたワシントン・ウィザーズとの試合で31得点、15リバウンド、10アシスト、3スティールをマークする大活躍。
自身今季7度目(リーグ5位)となるトリプルダブルを記録し、バックスを133-122での勝利に導いた。
これでアデトクンボは、オールスターブレイク明けから3試合すべてでトリプルダブル。その内の2試合で30得点TDという獅子奮迅ぶりだ。NBAによると、バックスの選手が3試合連続でトリプルダブルを達成するのは、球団史上初だという。
3年連続MVPは可能?
今季のアデトクンボは、38試合で29.0得点、11.7リバウンド、6.2アシスト(キャリアハイ)を平均し、バックスをイースト3位の25勝14敗に牽引中。
バックスの成績が昨季よりも落ちているためか、2020-21シーズン前半はMVP候補にアデトクンボの名前が挙がることはあまりなかった。だが、2月半ばに5連敗を喫した後、直近10試合で9勝1敗と、バックスは大きく復調している。
今シーズンのMVPレースは、近年で最高レベルの大混戦だ。
シーズン前半ではジョエル・エンビード、ニコラ・ヨキッチ、レブロン・ジェームズの3選手がフロントランナーとされていた。だが、ナゲッツはカンファレンスTop4になかなか食い込めず、レイカーズもここ10試合で4勝6敗と若干低迷気味。さらにエンビードが、膝の負傷で2~3種間ほど戦線離脱することとなった。
今後の成績次第では、ネッツのジェイムス・ハーデンやクリッパーズのカワイ・レナード、そして快進撃中のアデトクンボがレースのトップに躍り出る可能性も十分。
もしアデトクンボが今季最優秀選手に選ばれたなら、ビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレン、ラリー・バードに次ぐ、NBA史上4人目の3年連続MVP達成者となる。
ボックススコア:「NBA」