ヤニス・アデトクンボ 「今夏はコービーから学びたい」
2018年のオールスター投票で全体2位の票数を獲得し、キャリア2度目のオールスターゲーム出場を決めたミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ。弱冠23歳にしてNBAを代表するスーパースターの1人へと駆け上がったわけだが、決してハングリー精神を失うことなく、歴代の偉大な選手たちがそうであったように、常にさらなる高みを求めている。
バックスがナゲッツに敗北した現地15日の試合後、アデトクンボはESPNのインタビューで今年のオフシーズンのプランについて言及。2016年に現役を引退したコービー・ブライアントに指導をしてもらいたいと考えているそうだ。
「オールスターのイベントでは、コービーと会話する機会を探ろうと思っている。今年の夏にLAで一緒にワークアウトしてほしいと頼みたいんだ」
「コービーの最近のインタビューを見たよ。今夏は何人かの選手とワークアウトするつもりだと言っていた。その一人はカワイ・レナードだと思う。ジミー・バトラーとポール・ジョージも参加するのかもしれない」
アデトクンボがコービーから学ぼうとしているのは、フットワークやシューティングといったスキル面だけじゃない。レジェンドのマインドセットを理解し、メンタル面やバスケットボールIQ面での成長を図ろうとしている。
「LAで2~3週間ワークアウトするだけでなく、コービーをディナーにでも誘って、彼の考え方を教えてもらいたい。僕が正しい道を進んでいるのかを確認したいんだ」
「コービーがどのように考えているのか。偉大な選手たちがどのようにバスケットボールを見ているのか。そこが重要だ。コービーのバスケットボールに対する考え方、彼がどのようにゲームを見ているのかを知りたい。もしコービーが今のリーグにいたなら、どのようにプレイするのか。プレイスタイルを変えようとするのか。コービーは僕のプレイを見ているので、何かアドバイスを貰えれば嬉しいね」
– ヤニス・アデトクンボ
コービーがミルウォーキーで最後にプレイした2016年2月22日、アデトクンボは試合後にジェイソン・キッド元HCを交えてコービーとじっくり会話する機会があったらしい。そこでコービーは、アデトクンボのスキルやIQ、ポテンシャルを称賛しつつ、「偉大なプレイヤーになれるかどうかはお前次第だ」とアドバイスしたそうだ。
その日の会話でアデトクンボにスイッチが入った。コービーから「オフシーズンは毎日1000本のシュートを打っていた」と聞かされると、昨季オフのアデトクンボは1日1500本のシュートを打つようにしていたという。
コービーもアデトクンボの才能と将来性を高く買っており、昨年11月のインタビューでは、アデトクンボとカイリー・アービングが“マンバメンタリティ”を継承しているとコメント。オフシーズンには、「MVPを取れ」と難易度MAXのミッションを与えていた。
今夏オフにコービーとのワークアウトが実現すれば、アデトクンボは選手としてさらなる成長を遂げるに違いない。
Image by Keith Allison
参考記事:「ESPN」