マイアミ・ヒートが6年ぶりのイースト決勝進出
マイアミ・ヒートが現地8日、ミルウォーキー・バックスとのシリーズ第5戦に103-94で勝利。シリーズを4勝1敗で制し、イースタンカンファレンスファイナル進出を決めた。
ヒートがイースト決勝までコマを進めるのは、レブロン・ジェイムス在籍中の2014年以来6年ぶりとなる。
第5戦でのヒートは、合計6選手が二桁得点をあげるバランスの取れたパフォーマンスで白星をゲット。第1Q終盤で最大13点ビハインドに陥ったが、第2Qから守備を引き締めて主導権を奪い、後半以降は一度もリードを手放さなかった。
▼新人のヒーローも大活躍
ヒートは、ジミー・バトラーとゴラン・ドラギッチのベテラン勢がそれぞれチーム最多の17得点をマーク。
5位シード以下のチームがカンファレンスファイナルに進出するのは、1999年のニューヨーク・ニックス、2013年のメンフィス・グリズリーズに次いで、過去25年間のNBAでヒートが3チーム目となる。
一方で、敗れたバックスは、ヤニス・アデトクンボが足首負傷により欠場。クリス・ミドルトンがゲームハイ23得点で奮闘した。なお1位シードのチームがカンファレンス決勝進出を逃すのは、2018年のトロント・ラプターズ以来だ。
今後のバックスの最大の課題は、アデトクンボを2021年以降もチームに残留させられるかどうか。アデトクンボは、今オフに5年/約2億5400万ドルのスーパーマックス延長契約をバックスと結ぶことができる。
一部のメディアから移籍の可能性も取り沙汰されているアデトクンボだが、試合後のインタビューでは、今オフ中にトレードを要求する可能性はゼロだと明言した。
「ある人は壁にぶつかった時に方向転換する。でも僕はその壁をぶち破りたい」
-ヤニス・アデトクンボ
ボックススコア:「NBA」