ヒートが4年連続でNBAファイナルに進出!!
マイアミ・ヒートがまた新たな偉業を成し遂げた。ジョーダンやコービー、シャック、ダンカンさえも実現できなかったこと。4シーズン連続のNBAファイナル進出だ。
ヒートは30日に行われたイースタンカンファレンスファイナル第6戦でインディアナ・ペイサーズを大差で破り、シリーズ4勝2敗で今年のイーストを制した。4期続けて決勝まで勝ち残ったのはNBA史上3チーム目、1985年のレイカーズ/セルティックス以来の快挙となる。
立ち上がりこそは少し硬かったものの、序盤からエンジン全開だったこの日のヒート。ディフェンスやリバウンドでペイサーズを圧倒しながら得点を積み重ね、前半だけで60対34の26点リードと早々に圧勝ムードを作り上げた。
後半に入ってもヒートの勢いは止まらず、第3Qを終えた時点でリードは33点。最終的に117対92でペイサーズを一蹴し、再びホームコートでファイナル進出を決めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
IND | 13 | 21 | 24 | 34 | 92 |
MIA | 24 | 36 | 31 | 26 | 117 |
▼レブロンとボッシュ、第6戦ハイライト
ヒートは、レブロン・ジェイムスが32分の出場で25得点、6アシストを記録。ファウルトラブルでプレー時間が制限された第5戦の鬱憤を晴らすかのようなパフォーマンスでチームをリードした。
他にはクリス・ボッシュが25得点、ラシャード・ルイスが3本のスリーを成功させ13得点をマーク。ヒートはチーム全体でFG成功率57.9%、スリー成功率42.3%を記録し、リバウンド数でも37-28でペイサーズを圧倒した。
▼ECのチャンピョントロフィーを手にするグレッグ・オデン
試合後、ペイサーズのフランク・ボーゲルHCは「3年連続で同じチームに負けるのはとても苦くて甘い経験だ。だが我々は現世代のマイケル・ジョーダン、現世代のシカゴ・ブルズと戦った」と、悔しさを滲ませながらもヒートを称賛した。
勢いに乗った最高の状態でファイナルに進むことができたヒート。後はWC決勝の結果待ちだが、スパーズとサンダーのどちらが勝ちあがっても、2012年もしくは2013年ファイナルのリターンマッチとなる。
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この日の勝利で、レブロンはプレイオフキャリア通算100勝目を挙げた。30歳前に100勝に到達した選手は、レブロンの他に元レイカーズのマジック・ジョンソンしかいない。
また2007年から8年間に渡りレブロンとコービー・ブライアントのどちらかが必ずNBAファイナルに進出している。だが、世代を代表するこの2大スターが頂点でぶつかり合うことは1度もなかった…。
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