モラントがグリズリーズ史上初の50得点超え、2試合連続で球団記録更新の快挙
メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが現地2月28日、本拠地フェデックス・フォーラムで行われたサンアントニオ・スパーズ戦でキャリアハイ52得点をマークする大活躍を見せ、チームを118-105での勝利に牽引。グリズリーズ球団27年の歴史で初めて50得点超えを達成した選手となった。
モラントは2日前に行われたシカゴ・ブルズ戦で、レギュラーシーズンの自己ベストかつフランチャイズ得点新記録を樹立(46得点)したばかりだった。
この日のモラントは、34分の出場で4本のスリーを含む30本中22本のフィールドゴールに成功。第2Q終盤のポスタライズダンクや前半終了間際でのアリウープなどハイライトプレイを連発しつつ、5点差で迎えた第4Q残り6分からの勝負所では13連続得点をあげるクラッチパフォーマンスでグリズリーズに勝利をもたらす。
モラントは試合後、球団史上初の快挙達成について「チームメイトやコーチたちに感謝したい。彼らは、僕が正しいプレイをするはずだと心から信頼してくれた」とコメント。
スパーズのグレッグ・ポポビッチHCは、「彼のプレイは美しい。それ以外に言葉が浮かばない」と、グリズリーズの若きフランチャイズスターを絶賛した。
「彼は身体能力が高いだけの選手ではない。誰もが『彼はアスレチックだ』と言う。あまりにも速いので『彼は怪物だ』と誰もが言う。だが同時に、彼は素晴らしいディシジョンメイクができる。コートを見渡すことのできる選手だ。頭脳と身体能力を持ち合わせた特別な若者だよ」
– グレッグ・ポポビッチHC
▼ポイントガードがセンターをポスタライズ
今季のモラントは、49試合の出場で27.6得点、6.6アシスト、FG成功率49.8%を平均。グリズリーズの好成績ぶりも考慮すると、現時点ですでに今季オールNBAチーム入りは間違いないだろう。
例年と同じく、2021-22シーズンもオールNBAチームのガードポジションは超激戦区。モラント、ステフィン・カリー、トレイ・ヤング、ルカ・ドンチッチ、クリス・ポール、デビン・ブッカー、ドノバン・ミッチェル、ジェームズ・ハーデンの8選手の内2選手が選出漏れすることとなる。
ボックススコア:「NBA」