ジャマール・マレーが再び50得点、ナゲッツとジャズのシリーズは第7戦へ
NBAでは現地30日、デンバー・ナゲッツとユタ・ジャズが第1ラウンドシリーズ第6戦を対戦。ナゲッツが119-107でジャズを撃破し、シリーズを第7戦に持ち込んだ。
同シリーズでは、ジャマール・マレーのゾーン状態ぶりが凄まじすぎる。
マレーは、第4戦でナゲッツのプレイオフ球団最多となる50得点を記録すると、続く第5戦でも42得点で大活躍。そしてこの日の第6戦では、再び50得点をマークして、自身が1週間前に更新したフランチャイズ記録に並んだ。
この日のマレーは、特にクラッチタイムでのショットメイクが神がかっており、ピック&ロールから難しいフローターやジャンプショットに次々と成功。7点リードで迎えた第4Q残り50秒には、ショットクロックぎりぎりで50得点目となるプルアップ・スリーを沈めて、ジャズにとどめを刺した。
なおNBAポストシーズンで3試合連続で40得点を超えたのは、1993年ファイナルのマイケル・ジョーダン以来初となる(ジョーダンは4試合連続)。
歴史的なスコアリングバトル
一方で敗れたジャズは、ドノバン・ミッチェルが44得点をマーク。今季第1ラウンドでのミッチェルは、マレーと同じく6試合中2試合で50点ゲームを達成している。
プレイオフでの50点ゲームは、歴代でもほんの一握りの選手しか達成できていない大記録。1ポストシーズンで複数回の50得点超えをやってのけたのは、今季以前だとマイケル・ジョーダンとアレン・アイバーソンの2人しかいなかった。
そんな偉業を、マレーとミッチェルが同じ年の同じシリーズで同時に達成できたというのは、もはや奇跡だろう。
ボックススコア:「NBA」