76ersのエンビードが記録的パフォーマンス、わずか27分の出場で50得点ダブルダブル
フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードがMVP級の躍動を続けている。
エンビードは現地19日、本拠地ウェルズファーゴ・センターで行われたオーランド・マジック戦で自己最多タイの50得点/12リバウンドをマークし、チームを123-110での勝利に牽引。出場時間はわずか27分3秒だった。
この日のエンビードは23本中17本のフィールドゴールと17本中15本のフリースローに成功。特に第3Qでのスコアリングが凄まじく、フェイダウェイのミッドレンジなどを次々と沈めながらピリオド23得点を獲得し、試合の流れを一気に自軍に引き寄せた。
エンビードが50得点に到達するのは、これでキャリア通算2度目。ウィルト・チェンバレン(11回)とアレン・アイバーソン(10回)に次いで、複数回の50点ゲームを達成した76ers球団史上3人目の選手となった。また出場時間27分3秒での50得点ダブルダブル(リバウンド)は、1955年にショットクロックが導入されて以降のNBAで最短記録だという。
▼ショットチャート
新型コロナウイルス感染により、11月に9試合の欠場を余儀なくされたエンビード。復帰後は約2カ月にわたってMVP候補に相応しいパフォーマンスを見せており、特に12月16日以降は15試合中13試合で30得点オーバーと絶好調。その間に33.1得点、10.1リバウンド、FG成功率55%を平均している。
シーズン26勝18敗とした76ersはエンビードの他、トバイアス・ハリスが21得点で勝利に貢献した。
バンバがスリー7本!
一方で敗れたマジック(8勝38敗)は、モー・バンバがキャリアハイ32得点、3ブロックで大奮闘。前半だけでスリー7本成功から自己最多となる28得点をあげ、ハーフタイムまでエンビードと互角以上に渡り合っていたが、後半に入ってからファウルがかさんで失速してしまった。
ボックススコア:「NBA」