【ハイライト】ジョーダンがNBAプレイオフの最多得点記録を樹立、1986年4月20日
「あれはマイケル・ジョーダンじゃなかった。神様がマイケル・ジョーダンに変装していたに違いない」、後にラリー・バードがそう語った伝説のプレイオフゲーム。
1986年4月20日、シカゴ・ブルズのマイケル・ジョーダンが、ボストン・セルティックスとのイースト第1ラウンドシリーズ第2戦で63得点をマーク。ダブルOTの末に試合には敗れたものの、NBAプレイオフの歴代最多得点記録を樹立した。
この日のジョーダンは41本中22本のフィールドゴールと21本中19本のフリースローに成功。34年経った今でも、プレイオフ63得点の大記録は破られていない(そもそもこの試合の後に、プレイオフで60得点以上が記録されたことは1度もない)。
当時のジョーダンはプロ2年目の23歳。開幕3試合目で骨折の重傷を負い、レギュラーシーズンの約8割を欠場した年だった。
経験不足とブランクを抱えながら、ジョーダンは1986年プレイオフ第1ラウンドに臨む。しかも対戦相手は、黄金期真っただ中のセルティックス(1986年NBA王者)。同試合での63得点はいろんな意味で伝説的なパフォーマンスであり、ジョーダンがリーグ屈指のスーパースターとしての地位を確立させた試合とも言える。