クレイ・トンプソンが左膝前十字靭帯の手術に無事成功
ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンが、2019ファイナルで負傷した左膝前十字靭帯の手術を現地7月2日に受けた模様。トンプソンの代理人がESPNに明かした。
報道によると、手術は無事成功。トンプソンの代理人によると、復帰時期は約7カ月後になる見込みだという。ここから7カ月と言えば、ちょうど2020オールスターブレイクあたりだ。
トンプソンが左膝前十字靭帯を断裂したのは、6月13日に行われたファイナル第6戦の後半。速攻からのダンクアテンプトでバランスを崩し、左ひざに大きな負荷がかかるような形で着地してしまった。
昨季のトンプソンは78試合の出場で21.5得点を平均。シーズン序盤はシューティングが安定せず、開幕最初の1カ月はスリー成功率32%とスランプ気味だったが、シーズン中盤からクレイらしさを取り戻し、最終的にスリー成功率を40.2%にまで上げている。
トンプソンが深刻な怪我で長期離脱するのはキャリア8シーズンで今回が初めて。前十字靭帯断裂はアキレス腱断裂ほどではないにせよ、多くの選手たちから機動力や爆発力を奪ってきた厄介な怪我だ。それでもウォリアーズはトンプソンとの再契約に一切躊躇することなく、FA解禁初日に5年1億9000万ドルのマックスサラリーでチーム残留を決めた。
ウォリアーズのFA
今夏FAでは初日にケビン・デュラントのネッツ移籍が確定し、ついに絶対王者の体制が崩壊したウォリアーズ。戦力補強としてトンプソンとの再契約に続いて、サイン&トレードでブルックリン・ネッツからオールスターのディアンジェロ・ラッセルを獲得。
ただウォリアーズはラッセルを迎える上でサラリーキャップを調整する必要があり、そのため長年チームのコアとして大活躍したアンドレ・イグダーラを2024年ドラフト1巡目指名権と共にトレード放出しなければならなかった。
トレード相手となったのは、マイク・コンリーを放出して完全な再建を目指すメンフィス・グリズリーズ。現地メディアの報道によると、イグダーラはグリズリーズとの契約バイアウト(年俸1718万ドル)でFAとなり、レイカーズへの移籍を望んでいるとのこと。ただグリズリーズ的にはバイアウトよりもトレードを検討しているようで、ESPNによればヒューストン・ロケッツやダラス・マーベリックスがイグダーラ獲得に関心を示しているという。
今オフのウォリアーズは他に、センターのケボン・ルーニーと3年1500万ドルの再契約を結び、さらにFAでウィリー・コーリー・ステインとミニマムよりもやや上の金額で契約合意。デマーカス・カズンズの去就については未定のままだ。
参考記事:「ESPN」