クリッパーズが第5戦でウォリアーズを破りシーズン敗退回避
ロサンゼルス・クリッパーズが再び王者相手に敵地で大金星だ。
クリッパーズは現地24日、オラクルアリーナで行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとの第5戦に129-121で勝利。シリーズを第6戦に持ち込んだ。
負けたらシーズン終わりの崖っぷちで第5戦に臨んだクリッパーズは、序盤から高確率でスリーを決めるウォリアーズオフェンスと互角以上に渡り合い、前半を71-63でアウトスコアすると、後半に入ってからも主導権を握り、第3Q終了時で10点リードを奪取。対するウォリアーズは第4Qに入ってから22-12のランで一気に巻き返し、王者の意地を見せつける。
このままウォリアーズのペースになるかと思われたが、クリッパーズはルー・ウィリアムズがステップアップして応戦。ウィリアムズは同点で迎えた残り時間3分30秒から9連続得点をあげるクラッチパフォーマンスで試合をクローズし、チームを勝利に導いた。
クリッパーズは、ウィリアムズが33得点/10アシストのダブルダブルで活躍。ダニーロ・ガリナリが26得点、パトリック・ビバリーが17得点、14リバウンドをマークした他、ウィリアムズの他にベンチからモントレズ・ハレルが24得点で勝利に大貢献している。
敗れたウォリアーズは、ケビン・デュラントがゲームハイの45得点で奮闘。他にはステフィン・カリーが24得点、クレイ・トンプソンが22得点をあげたが、二桁得点に届いたのがこの3選手のみに終わった。
今季ウェスト第1ラウンドで最も実力差がありそうな同シリーズだったが、2連覇中のウォリアーズがここまで苦戦するとは本当に予想外。試合後ウィリアムズは、「僕たちの焦点はシリーズを引き延ばし、ホームフロアでもう1試合プレイすることだった。その先のシリーズを見てしまったのは彼ら(ウォリアーズ)の落ち度だ」と第5戦に臨んだ際の意気込みの違いを話した。
ウォリアーズにとっては、第5戦でシリーズに決着を付けられなかったのが痛い。もし現地26日の第6戦に勝利すれば、ロケッツとのシリーズはその2日後の28日から始まるでの、休息や準備の期間が1日しかない。
なお第5戦では、ジャマイカル・グリーンを
一方でロケッツは、昨季のリベンジを果たすための準備を入念に進めている。ESPNによると、ロケッツはウェスト準決勝での対戦相手がまだ確定していないにもかかわらず、26日から早速ウォリアーズ本拠地のベイエリア入りする模様。西海岸時間に体を慣らしつつ(テキサス州とカリフォルニア州で2時間の時差がある)、27日にはチーム練習を予定しているという。
ボックススコア:「NBA」