ロサンゼルス・レイカーズが2020NBAファイナル進出へ
ロサンゼルス・レイカーズが現地9月26日、ウェスタンカンファレンス・ファイナル第5戦でデンバー・ナゲッツを117-107で破り、4勝1敗でシリーズを突破。2020NBAファイナル進出を決めた。
レイカーズがファイナルに出場するのは、2連覇を達成した2010年以来初で10年ぶりとなる。
この日のレイカーズは、レブロン・ジェイムスが38得点、16リバウンド、10アシストで大暴れ。プレイオフでのキャリア通算で27回目のトリプルダブルを記録(歴代2位)して、チームをファイナルへと導いた。
▼今季ポストシーズン4度目のTD
現在レブロンは35歳でNBA17年目。ほとんど衰えを感じさせない。この年齢でこれほど支配的なパフォーマンスを維持できた選手は、リーグ史上でも他にマイケル・ジョーダンくらいしかいないだろう(ジョーダンは35歳で最後のタイトル獲得)。
史上4人目
これでレブロンは、キャリア通算10回目のNBAファイナルに臨む。ビル・ラッセル、サム・ジョーンズ、カリーム・アブドゥル・ジャバーに次いで、二桁回数のファイナル進出を達成した史上4人目の選手となった。
▼ファイナル進出回数トップ4
プレイヤー | ファイナル | 優勝 | |
---|---|---|---|
1 | ビル・ラッセル | 12回 | 11回 |
2 | サム・ジョーンズ | 11回 | 10回 |
3 | カリーム・アブドゥル・ジャバー | 10回 | 6回 |
4 | レブロン・ジェイムス | 10回 | 3回* |
ちなみに、10回以上のファイナル進出を果たしたフランチャイズは、レイカーズ(32回)、ボストン・セルティックス(21回)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(11回)の3チームのみ。
たった1人の選手のファイナル出場回数が、他の27球団を上回っているという事実があまりにも凄すぎる。
第5戦でのレイカーズはレブロンの他、アンソニー・デイビスが27得点で勝利に貢献した。
ナゲッツは本物
一方で敗れたナゲッツは、ニコラ・ヨキッチとジェレミー・グラントがそれぞれ20得点を記録。ジャマール・マレーは、膝の怪我に苦しみながらも43分間フロアに立って19得点/8アシストで奮闘した。
現在ナゲッツは、ヨキッチ(25歳)、マレー(23歳)、グラント(26歳)、ゲリー・ハリス(26歳)、モンテ・モリス(25歳)、マイケル・ポーター(22歳)と、コアメンバーの大部分がまだまだ伸びしろのある若手ばかり。
今年のカンファレンスファイナルでは5試合で敗退してしまったが、クリッパーズ相手に1勝3敗から劇的な逆転劇を演じるなど、来季以降も優勝候補の一角になれるポテンシャルを十分に示したと思う。
今オフでのナゲッツの最優先課題は、ジェレミー・グラントとの再契約だろう(グラントは来季プレイヤーオプション)。
バブルプレイオフでのグラントは11.6得点を平均しつつ、レブロンやアンソニー・デイビス、カワイ・レナード、ドノバン・ミッチェルらスター選手のガードを担当するなど、守備面でもオールラウンドに大活躍。多くのチームが欲しがる万能タイプのフォワードだ。
ボックススコア:「NBA」