2020NBAファイナル第1戦:レイカーズが完全勝利
NBAでは現地9月30日、2020ファイナルが開幕。第1戦は、ロサンゼルス・レイカーズがマイアミ・ヒートを116-98の大差で破り、シリーズの先手を取った。
2020ファイナル初戦は、ヒートが素晴らしい立ち上がりを見せ、試合開始7分で23-10の13点リードを奪取。ヒートが序盤からペースを握ったかに見えたが、そこからはレイカーズの独壇場となる。
13点ビハインドに陥ったレイカーズは、レブロン・ジェイムスのいないセカンドユニットの大奮闘で、第1Qの内にたちまち逆転すると、第2Q以降は完全にゲームを支配。第1Q残り5分30秒から第3Q中盤にかけての2ピリオドを77-32でアウトスコアし、一気にリードを30点以上に広げた。
▼レブロンとAD
第1戦でのレイカーズは、アンソニー・デイビスが34得点/9リバウンド/5アシスト/3ブロック、レブロンが25得点/13リバウンド/9アシストで大暴れ。
デイビスの34得点は、NBAファイナルのデビュー戦として、シャキール・オニールの43得点(2000年)、ジョージ・マイカンの42得点(1949年)に次ぐ、歴代レイカーズ3位タイの記録だという。
またデイビスは、守備面でも大活躍。ピック&ロールやペリメーターのカバーだけでなく、リム守備で存在感を発揮してレーンを完全に支配していた。
デイビスとレブロンの他には、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが13得点、ダニー・グリーンが11得点、アレックス・カルーソが10得点をマーク。KCPは、チームが13点ビハインドに陥った直後に2連続のスリーを沈めるなど、カムバックの起爆剤となった。
サイズとロングレンジで圧倒
ファイナル第1戦でのレイカーズは、完璧に近いパフォーマンスだったと思う。
まずサイズとフィジカルプレイでヒートをねじ伏せ、リバウンド(54-36)とフリースロー(27-14)の争いで完全勝利。また第3Qまでの3ピリオドで30本中13本の3ポイントショットに成功と、外のシュートも絶好調だった。
一方のヒートは、ジミー・バトラーが23得点、ケンドリック・ナンが18得点を記録。ゾーンやオールスイッチなど様々な守備戦略でレイカーズを止めようとしたが、どれもことごとく突破されてしまった。
特にこの日のヒートディフェンスは、レブロンのピック&ロールに対して、あまりにも抵抗力が低かった印象。軽いスクリーンに対してもすぐにスイッチしてしまい、タイラー・ヒーローやダンカン・ロビンソンが幾度となくレブロンの餌食になっていた。
▼本来なら瞬時にダブルチームするべきところ
レイカーズが今後も第1戦と同じペースでスリーを決めてくる確率は低いはず。第2戦で、エリック・スポールストラHCがどんなアジャストメントを仕掛けてくるのか楽しみだ。
ボックススコア:「NBA」