デジャンテ・マレーとラメロ・ボールが代替選手としてオールスター初出場決定
NBAは現地2月7日、怪我で戦線離脱しているブルックリン・ネッツのケビン・デュラントとゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンに代わって2022年オールスターゲームに出場する2選手を発表。ウェストからサンアントニオ・スパーズのデジャンテ・マレー、イーストからシャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールが選出された。
マレーとラメロは2人とも今回が初のオールスター選出。ラメロはコービー・ブライアントとレブロン・ジェームズ、マジック・ジョンソンに次ぐNBA史上4番目の若さでのオールスターゲーム出場選手となる。
昨季シーズンの新人王に輝いた2年目のラメロは、今季48試合の出場で19.6得点、7.5アシスト、7.1リバウンドを平均。若き司令塔としてホーネッツをシーズン勝率5割+に牽引している。
なおホーネッツの選手がオールスターに選出されるのは、2019年のケンバ・ウォーカー(スターター)以来だ。
▼先週のセルティックス戦ではキャリアハイ38得点
スパーズから3年ぶりのオールスター
今年でプロ6年目のデジャンテ・マレーは、今季47試合で19.6得点、9.2アシスト、8.6リバウンド、2.4スティールを平均。スパーズの成績(20勝34敗のウェスト12位)は振るわないものの、上記スタッツ4項目すべてでキャリアハイを記録する大ブレイクぶりで、特にアシストでリーグ4位、スティールでリーグ1位となっている。
今季NBAで平均19得点/9アシスト/8リバウンド以上を記録しているのはマレーの他、ネッツのジェイムス・ハーデン(22.5得点/10.2アシスト/8.0リバウンド)とマブスのルカ・ドンチッチ(26.0得点/9.1アシスト8.6リバウンド/)の2人のみだ。
スパーズの選手が1シーズンに9アシスト以上を平均するのは、ジョニー・ムーアとジョン・ルーカス、エイブリー・ジョンソンに次いで球団史上4人目で、その中でマレーは得点とリバウンドで最多の数字を記録中。また今季のマレーは、1シーズンにおけるトリプルダブル数(10回)ですでに球団最多記録を達成している。
▼スタッツだけでなくディフェンスも1流
スパーズ史を代表するようなオールラウンドな活躍を見せている今季のマレー。グリズリーズのジャ・モラントとデズモンド・ベイン、キャブスのダリアス・ガーランド、ホーネッツのマイルズ・ブリッジズらと並んで、2021-22シーズンのMIP候補と見て間違いない。
マレーはワシントン大学に在籍していた2015年2月に「いつかNBAのオールスターゲームでプレイしたい」とツイートしていたが、それから7年で早くも夢を実現。2016年ドラフト29位指名の選手がこれほど早くオールスター級の選手に成長するなんて、誰に予想できただろう?
▼マレーのツイート、2015年2月
スパーズの選手がオールスターに選出されるのは、2019年のラマーカス・オルドリッジ以来3年ぶりだ。
なおイーストのキャプテンとなったケビン・デュラントの欠場が確定したことで、セルティックスのジェイソン・テイタムがイーストのスターターに昇格。2022年オールスターゲームのチーム分けを決めるドラフトは、現地2月10日に行われる。
参考記事:「NBA」