ペイサーズのランス・スティーブンソン、キャリア3度目のホームデビューで20連続得点の大暴れ
インディアナ・ペイサーズのランス・スティーブンソンがシーズンハイ30得点を記録。2022年にこんなセンテンスを書けるなんて思ってもみなかった。
年明けに古巣ペイサーズと10日間契約を結んだばかりのスティーブンソンは、現地5日にゲインブリッジ・フィールドハウスで行われたブルックリン・ネッツ戦にベンチ出場。スティーブンソンがペイサーズユニフォームでインディアナのホームフロアに立つのは2018年4月以来だ。
スタンディングオベーションを浴びながら第1Q中盤にチェックインしたスティーブンソンは、ピリオド残り5分11秒から20連続得点で大躍動。第1Q終了のブザーと同時に20得点目となるスリーを沈めると、アリーナのボルテージは最高潮に達する。
▼第1Q20得点はペイサーズの球団記録
2018-19シーズン以降はNBAチームとの契約を獲得できず、中国リーグやGリーグでプレイしていたスティーブンソン。
キャリア3度目の”ホームデビュー戦”となったこの日の試合では、ペイサーズとしての自己最多となる30得点をマーク(キャリアハイはグリズリーズ在籍時の33得点)。試合には敗れたものの、「この瞬間のために2年間努力してきた。ここホームに戻ることができて最高に幸せ。家族の前でプレイしているような気分だ」と再び古巣ペイサーズのユニフォームを身にまとう喜びを語った。
カイリーのシーズンデビュー
この日のペイサーズ対ネッツ戦で、ランス・スティーブンソンの“ホームリターン”以上に注目を集めたのが、カイリー・アービングのシーズンデビューだ。
コロナワクチン未接種のため、今季はトレーニングキャンプからずっとチームを離れていたアービング。約7カ月ぶりの公式戦出場ということもあり、序盤はショットのリズムを掴めていなかったが、試合が進むにつれてギアが上がり、最終的にFG17本中9本成功から22得点、4アシスト、3スティールでネッツの勝利に貢献した。
ついにシーズンデビューを飾ったスーパースターのアービングだが、今後も“パートタイム”での出場が続く見込み。まず、公共施設利用にワクチン接種完了が必須となるニューヨークではネッツのホームゲームを含め出場不可。さらに同じような規制を敷いているサンフランシスコ(ウォリアーズ)やトロント(ラプターズ)でもプレイできない。
勝利したネッツ(24勝12敗)はアービングの他、39得点/8リバウンド/7アシストの大活躍でチームを勝利に牽引。一方で6連敗となったペイサーズは、ドマンタス・サボニスが32得点、12リバウンド、10アシストで奮闘した。
ボックススコア:「NBA」