レブロン・ジェームズがシーズン2度目の50点ゲーム、今季得点王争いで首位に浮上
ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが現地11日、本拠地で行われたワシントン・ウィザーズ戦で50得点の大活躍。1週間前のウォリアーズ戦での56得点に続いて今シーズン2度目の50点ゲームを達成し、レイカーズ(29勝37敗)を122-109での勝利に導いた。
この日のレブロンは、37歳という年齢を感じさせないパワフルでアスレチックなプレイを連発しつつ、ミッドレンジのフェイダウェイやプルアップ・スリーなどシュートタッチも序盤から絶好調。36分の出場で、6本のスリーを含む25本中18本のフィールドゴールと8本中8本のフリースローを成功させた。
▼後半だけで37得点の大暴れ
レブロンが1シーズンに複数回の50点ゲームを達成するのは2008-09シーズン以来13年ぶり。レイカーズの選手としては、2008年のコービー・ブライアント以来初となる。
得点王レース
今季の得点王争いは、かつてないほどの大混戦。今回の50得点により、シーズン残り約1カ月の時点でレブロンが先頭に浮上したが、2~3位との差はわずかしかない。
▼2021-22得点リーダーTop5(現地3月12日時点)
- レブロン・ジェームズ:29.70得点
- ヤニス・アデトクンボ:29.68得点
- ジョエル・エンビード:29.67得点
- デマー・デローザン:28.06得点
- ルカ・ドンチッチ:28.05得点
※ケビン・デュラントが29.0得点を平均中だが、今のところ出場試合数で得点リーダー争いに参戦するための条件を満たしていない。一方で、4~5位のデマー・デローザンとルカ・ドンチッチが僅差で食い下がっており、残り1カ月で2人が巻き返す可能性は十分。
とりあえず、リーグ19年目の大ベテラン選手がシーズン終盤で得点王レースに参戦できていること自体が前例のない奇跡。もしレブロンがこのまま最後まで首位を維持すれば、マイケル・ジョーダンの得点王最年長記録(35歳)を塗り替えることになる。
なお現在レブロンは、キャリア通算得点で歴代3位の3万6793点に到達。ここから深刻な怪我でもない限り、今季中に歴代2位のカール・マローン(3万6928点)を追い抜くのは確実だ(あと135点)。
レブロンは得点以外でも歴代ランキングを順調に駆け上がっている。
同日の試合では、キャリア通算のディフェンシブリバウンド数で元DPOYのディケンベ・ムトンボを追い抜き、歴代12位に浮上。また通算アシスト数では9998本で、史上7人目となる10K到達にリーチをかけている。
ボックススコア:「NBA」