スパーズ新人のロニー・ウォーカーが膝の手術で6~8週間離脱へ
新人選手がデビュー前に深刻な怪我を負ってしまうのは残念でならない。
サンアントニオ・スパーズは現地6日、2018年ドラフト1巡目指名で獲得したルーキーのロニー・ウォーカー四世が右膝の半月板断裂により戦線離脱することを発表。ESPNによると、復帰時期は6~8週間後になる見込みだという。
ウォーカーが負傷したのは、現地5日にAT&Tセンターで行なわれたデトロイト・ピストンズ戦。その日はウォーカーのプレシーズンデビューで、第4Qにチェックインしてから5分の出場で3本中3本のショットを決めて6得点をあげたが、ピリオド中盤でジャンプショットを放った後に足を引きずりながら退場し、翌日のMRI検査で手術が必要だと診断された。
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新章に突入する今年のスパーズがどんなシーズンを送るのか、予想するのは難しい。ラマーカス・オルドリッジやデマー・デローザン、ルディ・ゲイと優秀なスコアラーがいて、昨季のチームにデローザンが加わると考えれば、頼もしい限りだ。グレッグ・ポポビッチHCも健在であり、これまでと同じく「ファウルしない」「ディフェンスリバウンドを制する」という基礎的な部分はしっかりと固めてくるはずのので、50勝を十分に狙えるチームではあると思う。
その一方で、カワイ・レナードはもちろん、ダニー・グリーンやマヌ・ジノビリ、カイル・アンダーソンが抜けた穴は大きい。特に2~3番のローテーションが頼りなく、デローザンに次ぐウィングプレイヤーの2番手がマルコ・ベリネリだというのは不安要素の一つと言える(ルディ・ゲイとダンテ・カニングハムは4番がベストポジションと考えた場合)。
また昨季後半は、オルドリッジをセンターに置くラインアップが破壊力抜群だったが、今季プレシーズンでは、オルドリッジが主に4番のツービッグ・スタイルに戻っている。プレシーズン初戦で起用したマレー/デローザン/ゲイ/オルドリッジ/ガソルの先発ラインアップは、スペーシングと機動力に問題がありすぎる印象。
守備ではすでに1流のデジャンテ・マレーが、オフェンス面でどれだけ成長できるか。そしてサマーリーグで大活躍したデリック・ホワイトが、公式戦でも通用するかどうか。今季スパーズの成功へのカギは若手選手が握ることになりそうだ。
参考記事:「Spurs」