【ハイライト】ルカ・ドンチッチが1試合でダンクを2本も叩き込む
ルカ・ドンチッチは滅多にダンクしない。201cmの長身を持つ22歳の若手選手ながら、ここ2シーズンではダンクよりもトリプルダブルを達成する回数の方が遥かに多く、今季に限っては開幕約3カ月半でダンク成功がわずか1本のみだった。
そんなドンチッチが、現地4日にアメリカン・エアラインズ・センターで行われたフィラデルフィア・76ers戦で豪快なダンクを2本も叩き込み、本拠地アリーナを大いに沸かせる。
まず1本目は、第3Q序盤にトランジションでのクロスオーバーからツーハンドでフィニッシュ。
さらに第3Q終盤には、同じスポットからのクロスオーバードライブで、アンドレ・ドラモンドの上から強烈なワンハンドダンクを叩き込む。
この日のドンチッチは、40分の出場で33得点、15アシスト、13リバウンドの大活躍。今季8回目のトリプルダブルを記録し、マブスを107-98での勝利に導いた。
▼ジャ・モラントもドンチッチのダンクに大興奮。「ダンクコンテストに出るべき」とつぶやいていた
シーズン序盤はコンディション調整に失敗してスロースタートだった今季のドンチッチだが、1月に入ってからようやく本来のパフォーマンスを取り戻している印象。特にここ4試合では連続で30得点以上をマークしており(3試合でトリプルダブル)、MVPレースに参戦するにはすでに遅すぎるかもしれないが、ガード選手として3年連続でのオールNBAチーム入りを狙えるところにいる。
この日の試合でも、スリーが不調ながらもドライブやポストアップからのパワープレイで得点を稼ぎつつ、終盤の勝負所では見事なパスさばきでチームのオフェンスを牽引した。
連敗を2で脱出したマブス(30勝23敗)はドンチッチの他、レジー・ブロックが20得点、ジェイレン・ブロンソンが19得点で勝利に貢献。前半には最大で16点ビハインドに陥っていたが、ハーフタイムからゾーンディフェンスで大きく流れを変えて後半を54-35で上回り、イーストの強豪チーム相手に白星を獲得した。
なお同日の試合では、ゴールポストの不具合により、第1Qに45分近く試合が中断となるアクシデントが発生。ドンチッチがスリーを決めた直後、リムが傾いていることに最初に気がついた。
一方で敗れた76ers(31勝21敗)は、ジョエル・エンビードが27得点/13リバウンドのダブルダブルで奮闘。前半には主導権を握っていたものの、後半に入ってからマブスの2-3ゾーンディフェンスを攻略できず、オフェンスが大失速してしまった。
ボックススコア:「NBA」