ルカ・ドンチッチが残り0.1秒でゲームウイナー、マブス勝率5割に復帰
NBAでは現地23日、アメリカン・エアラインズ・センターでダラス・マーベリックスとボストン・セルティックスが勝率5割をかけて対決。
リードチェンジを25回も繰り返す大接戦の末、ルカ・ドンチッチがラスト20秒間で2発のスリーを沈める奇跡的なクラッチパフォーマンスを見せ、マブスを110-107での勝利に導いた。
この日の試合は、第4Q中盤にジェイレン・ブランソンの連続得点で勢いに乗ったマブスが、残り3分を切ったところで11点リードを奪取。完全に主導権を握ったかに見えたが、そこからセルティックスに12-0のランを許してしまい、残り30秒で1点ビハインドを背負うことになる。
典型的なメルトダウンのパターンに陥りかけていたマブスだが、若きエースがその危機を救った。
まずドンチッチは、ダニエル・タイスとのミスマッチを1on1で攻め、残り15.3秒に逆転のステップバックスリーに成功。
続くポゼッションでは、セルティックスのジェイレン・ブラウンが残り9.5秒にポストアップからレイアップをねじ込み、試合は再び同点。
対するマブスは、残っていたタイムアウトを使わずに、そのままドンチッチにラストショットを託す。
左ウィングからのステップバックスリーで決勝点。昨年バブルプレイオフでのブザービーターを彷彿させる一発だ。
この日のドンチッチはゲームウイナーの他にも、試合を通してダブルチームを引き付けながら、見事なパスさばきを披露。
38分の出場で6本のスリーを含む23本中11本のFGを成功させ、31得点、10リバウンド、8アシストでオールラウンドに大活躍した。
▼股抜きパス
▼ヘッドフェイクでトリスタン・トンプソンをフリーズ。何度も見たくなる見事なパス
ついに今季成績を勝率5割(15勝15敗)に戻したマブスはドンチッチの他、ブランソンがベンチから22得点で勝利に大貢献。
一方で敗れたセルティックス(15勝16敗)は、ジェイレン・ブラウンが29得点、ジェイソン・テイタムが28得点と、オールスターコンビが奮闘した。
ボックススコア:「NBA」