NBAが5月から一部の都市でチームの練習施設を再開へ
新型コロナの影響でシーズンがロックダウンされてから約7週間、NBAが再開に向けて少しずつ動き出そうとしている。
ESPNによると、NBAは現地5月1日から一部のチームに練習施設再開の許可を出すという。対象となるのは、新型コロナ対策の外出禁止令や規制が解除された州や市のチーム。現時点では南部のジョージア州とフロリダ州が規制緩和されているため、それらの州に拠点を置くアトランタ・ホークス、マイアミ・ヒート、オーランド・マジックの3チームが該当する見込みだ。
ただチーム施設再開と言っても、該当チームに所属する選手たちの参加は自由。団体での練習やミーティングなどは引き続き禁止のままで、個人でのワークアウトのみが許可される。
まだまだ制限だらけだが、それでも選手たちにとっては前向きなニュースだろう。3月12日にシーズン中断となって以降、大部分の選手たちはずっと自宅待機で、ろくにトレーニングできない状況が1カ月以上も続いている。ボストン・セルティックスの若手スターのジェイソン・テイタムは、最後の公式戦から1度もバスケットボールに触れていないと、ESPNのオンラインインタビューで話していた。
なお今回のニュースを受け、ネット上では「一部のチームだけに施設再開させるのはフェアじゃない」といった意見も出ている。ESPNによると、NBAは行動規制が続いている都市のチームについて代替案を見つけるための支援をするつもりだという。
参考記事:「ESPN」