ニコラ・ヨキッチ 「シーズン中に10キロほど痩せた」
ドラフト2巡目指名からオールスターへと大出世し、2018-19シーズンにキャリア初のオールNBAチーム入りを果たしたデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ。今季のMVP候補の一人になると予想されていたが、シーズン序盤は明らかにコンディションが万全ではなかった。
特に開幕最初の1カ月は動きにキレがなく、ポストでのタッチが昨季と比べて激減するなど、アグレッシブさを欠いたプレイが目立っていた印象。フットワークが重いため守備での反応も遅くなり、後半開始5分で息切れを起こすような場面さえあった気がする。
モチベーションが消えてしまったのでは、と一部のファンやアナリストの間で懸念の声があがる中、ヨキッチはシーズン中盤からしっかりと復調。12月に入ってから昨季レベルのパフォーマンスを取り戻すと、1月以降はさらにステップアップし、元旦からの22試合で24.4得点、10.7リバウンド、7.2アシストを平均中だ。
ヨキッチによると、復調できた大きな理由の一つはダイエットに成功したからとのこと。ESPNのインタビューで、今季開幕当初は「少し太り過ぎていた」ことを認めつつ、シーズン中に約10kgの減量に成功したことを明かした。
「僕は体が温まるのに人よりも時間がかかるのかもしれない。シーズン序盤は上手くシュートが打てなかった。ショットが常にオフで短かった気がする。それから少し太り過ぎていたね。たくさん体重を落としたら調子が良くなったよ」
「9kg~11kgほど減量した。シーズン中にね。チームのトレーナーが食事制限やワークアウトのプランを作ってくれて、それに従ったんだ」
▼メディアデー(9月30日)のヨキッチ
▼オールスター(2月16日)のヨキッチ
▼オールスターブレイク直前には、今季第16週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィークに選出
▼今季ヨキッチのスプリット
- 10月~11月(17試合):15.6得点、10.4リバウンド、6.0アシスト、FG成功率45.8%、スリー成功率23.2%
- 12月~2月(38試合):22.9得点、10.2リバウンド、7.3アシスト、FG成功率54.2%、スリー成功率37.7%
今季オールスターブレイク時点でのナゲッツは38勝17敗のウェスト2位。もしヨキッチが開幕当初からベストコンディションでシーズンに臨めていたなら、今季MVP候補の一人に数えられていたはずだ。
Via:「ESPN」