デンバー・ナゲッツ、試合前のジャンクフードを禁止 → チームはスランプに突入
昨年12月、デンバー・ナゲッツのブライアン・ショウHCは、試合前のロッカールームにピザなどのジャンクフードを持ちこむことを禁止した。ちょうどナゲッツが第1Qの立ち上がりの悪さに悩まされ続けていた時期。「選手たちのスロースタートは、ゲーム直前の粗末な食事が原因のひとつでは?」と考えたわけだ。
それから約4週間、状況はコーチが思っていたほど簡単に改善していない様子。むしろ逆効果になってしまったかもしれない。
それまで13勝8敗とまずまずの成績を収めていたナゲッツだが、ジャンクフード禁止令が発せられてから一気に失速。ここ10試合は1勝9敗とひどいスランプが続いている。
▼ピザ禁止はモチベダウンにつながる?
via SB Nation
もちろん“ジャンクフード禁止”だけがナゲッツ不調の原因ではない。この期間の対戦相手がサンダーやウォリアーズ、クリッパーズ、ヒートなど、強豪揃いだったことが主な理由だろう。
ただ、ここまであからさまに負けはじめたのをみると、試合前にピザが食べられない影響もそれなりに大きいのかなと思ってしまう。ちなみに最近のナゲッツのロッカールームでは、ジャンクフードの代わりにサラダや鳥の胸肉などヘルシーなメニューが並べられることがあったらしい。
このナゲッツの試みが効果を現し始めるには、もう少し時間がかかるかもしれない。長い目で見ると、普段の食生活がアスリートのパフォーマンスに影響するのは確実だ。しかし短い目で見ると、健康食から得られるフィジカル的な恩威よりも、好きなものを食べて得られるモチベーション効果のほうが試合に有効なのか?
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ソース:「Bleacher Report」、「Reddit」