ポール・ジョージはサンダー残留
OKCが大勝利!!1シーズン限りのレンタルに終わる可能性も高かったハイリスクなギャンブルだったが、1年間にわたる猛烈なアピールの末に、見事ジャックポットを引き当てた。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、ポール・ジョージは現地7月1日、オクラホマシティ・サンダーとの再契約に合意。契約が正式に成立するのは、モラトリアム期間が終わる現地7月6日以降となる。
ジョージは同日、チームメイトのラッセル・ウェストブルックが主催したパーティーに参加し、そこでサンダー残留の意思をファンたちの前で明確にしていた。
報道によると、ジョージの新契約は4年/1億3700万ドルのマックスサラリーで、プレイヤーオプションも含まれているとのこと。1年前はあれだけ地元チームのレイカーズでプレイしたいと語っていたのに、正式な契約交渉のミーティングすら設けることなく、これだけ早い段階でサンダー残留を決断したのは本当に驚きだ。ESPNのRamona Shelburne記者によれば、ジョージは早くからサンダーに再契約の意志を伝えていたという。
▼ラスト一緒にインスタグラムでも残留を発表
昨季のジョージは79試合で21.9得点、5.7リバウンド、2.0スティール、3P成功率40%を平均。なお同日には、フォワードのジェラミ・グラントもサンダーとの再契約(3年/2700万ドル)に合意したと伝えられた。
ジョージがチーム残留を決断したことは、今後のFAの動向だけでなく、カワイ・レナードのトレードシナリオにも大きな影響を与えそうだ。
現時点でレナードはLAへの移籍を希望しているようだが、ポール・ジョージのように1年で気変わりする可能性は十分にあり、レイカーズはトレードオファーを出し惜しみしてジョージの時と同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。また、これまでトレードに消極的だった他のチームも、昨季サンダーのように賭けに出てみようと考えるかもしれない。
LA出身のスター選手が、超名門チームであるレイカーズの誘いを断って、スモールマーケットチームのサンダーを選んだというのは、ある意味衝撃的だ。ラッセル・ウェストブルックの存在が大きかったのはもちろんだが、サンダーはフロントオフィスやファンも含め、球団として一流だということを証明した。
参考記事:「ESPN」