ポール・ピアース、TDガーデンにお別れ
すでに今季限りでの引退を発表しているポール・ピアースにとって、古巣ボストンでの現役最後の試合となった現地5日のセルティックス対クリッパーズ戦。セルティックスファンたちは、大きな敬意と愛情をもって元フランチャイズスターの凱旋を歓迎した。
この日は、ピアースがNBAデビューしてからちょうど18年。クリッパーズは、ドック・リバースHCの計らいにより、ピアースが15試合ぶりに先発出場し、ティップオフ直前にコート中央のセルティックロゴにキスをすると、会場からは大歓声。第1Q途中でピアースのトリビュートビデオが上映された際には、盛大なスタンディングオベーションが送られ、ピアースは感激の表情でファンたちの声援に応えた。
さらに第3Q中盤には、客席から「We want Paul」コール。
移籍後も古巣ファンからこれほどまでに愛され続けたプレイヤーは他にいるだろうか。
最終的に5分ほどのプレータイムにとどまったピアースだが、第4Q残り19秒に再びチェックインすると、残り8秒にこの日唯一のの得点となるスリーポイントシュートに成功。TDガーデンは歓喜の渦に包まれた。完璧な締めくくりだ。
これでピアースは、通算630試合をセルティックス本拠地のガーデンでプレイ。無得点に終わったことは1度もなかった。
ボックススコア:「NBA」