ペリカンズがウォリアーズに勝利でウェスト8位に浮上
ニューオリンズ・ペリカンズが現地7日、本拠地で行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとの試合に、二桁点差を跳ね返して逆転勝利。同時にオクラホマシティー・サンダーがサンアントニオ・スパーズに敗れたことで、約3週間ぶりにウェスタンカンファレンス8位へと再浮上した。
この日はエンジンのかかりが悪く、12点ビハインドで折り返しを迎えたペリカンズだが、後半に入ってからアンソニー・デイビスとオマー・アシックの連続得点をきっかけに猛反撃を開始。後半最初の6分間で19-6のランを展開し、一気に逆転に成功する。
そこから何度かリードチェンジを繰り返した後、ペリカンズの3点リードで第4Qラスト1分に突入。残り35秒でステファン・カリーにステップバックのクラッチスリーを決められ同点に追いつかれるも、デイビスとタイリーク・エバンスが4本中3本のファウルショットを沈め、ペリカンズは首位チームを相手にプレイオフ進出を左右する大事な勝利を手にした。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
GS | 27 | 28 | 23 | 22 | 100 |
NOP | 19 | 24 | 36 | 24 | 103 |
▼アンソニー・デイビス、7日ウォリアーズ戦ハイライト
デイビスは40分の出場で21本中10本のフィールドゴールを成功させ、ゲームハイの29得点、10リバウンド、4ブロックをマーク。インシー・ポンデクスターは4本中4本のスリーを含む20得点を獲得し、勝利に貢献している。
ペリカンズがウォリアーズを破ったのは2012年4月以来初で、じつに3年ぶり。このままプレーオフに進むことができれば、第1ラウンドでウォリアーズとの対戦になるので、この日の勝利はチームにとって大きな自信につながるはずだ。
一方で敗れたウォリアーズは、カリーが25得点、9アシストを記録。この試合で5本のスリーポイントを沈めたことで、シーズン成功数記録更新まであと5本に迫った。他にはアンドリュー・ボーガットが8得点と9ブロック、ドレイモンド・グリーンが24得点、14リバウンドのダブルダブルをマークしている。
▼ステファン・カリー、ペリカンズ戦ハイライト
「プレイオフで誰と対戦することになっても、今夜のような試合は絶対に繰り返さない」
– ステファン・カリー
また同日に行われたスパーズ対サンダーの試合は、3月から絶好調のスパーズが終始サンダーを圧倒。29-10のランで試合をスタートさせると、第3Q終了までに31点のリードを奪い、8試合連続となる点差二桁台の勝利を手にした。
カワイ・レナードは24分の出場で15本中10本のシュートを沈め、2試合連続でシーズン最多タイの26得点を記録している。
▼レナード、サンダー戦ハイライト
またこの日はティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリの3人が共にプレーした730回目の試合。80年代セルティックスのバード/マクヘイル/パリッシュを上回り、NBA史上最も出場試合数の多いトリオとなった。
7日に行われた2試合の結果、シーズン成績を42勝35敗としたペリカンズが、サンダー(42勝36敗)に0.5ゲーム差をつけてプレイオフ圏内入り。2チーム間のタイブレーカーは、シーズンシリーズを3勝1敗で勝ち越したペリカンズにあるため、サンダーは8位争いでいよいよ崖っぷちに立たされることとなった。
両チームの今シーズン残り試合は以下の通り。
- ペリカンズ: グリズリーズ、サンズ、ロケッツ、ウルブズ、スパーズ
- サンダー: キングス、ペイサーズ、ブレイザーズ、ウルブズ
対戦相手4チーム中3チームが勝率5割以下チームのサンダーに比べて、ペリカンズは5チーム中3チームがウェスト強豪チームと非常に厳しいスケジュールとなっている。
ボックススコア:「ESPN」