ベン・ウォーレス・ナイトのピストンズがホームでウォリアーズに完全勝利
デトロイト・ピストンズが現地16日、本拠地パレスで行われた試合でゴールデンステイト・ウォリアーズを113-95で撃破。ベン・ウォーレスの永久欠番セレモニーが執り行われた記念すべき夜を圧勝で飾り、昨季王者に今季4敗目を与えた。
第1Qは、開始7分でさっそく10点リードを奪う好スタートを切ったピストンズだが、対するウォリアーズもすぐに反撃を開始。ステファン・カリーの連続フィールドゴールで勢いに乗ると、クォーター残り5分間を19-6でアウトスコアして一気に逆転し、30-27の3点差で第1Qを終える。
▼ショットクロック前半でピストンズのロゴからディープスリー。普通なら即ベンチもののバッドショットだが、何でこれが入る?
第2Q以降は、ピストンズが完全にペースを掌握する。特にディフェンスの動きが良くなり、長さと機動力を駆使してウォリアーズのパスレーンを徹底的に潰すと同時に、ゴール下をガチガチに固めてリムを死守。オフェンスでは、アーロン・ベインズが第2QだけでFG6本中6本成功の12得点を挙げる大活躍をみせた。
ピストンズのハードなディフェンスに対して、ウォリアーズは上手くボールを回せず、アイソレーションでの難しいショットがいつも以上に多くなり、オフェンスが停滞。その隙にピストンズは38-19のダブルスコアで第2Qを上回ると、後半開始直後にはリードを19点に広げる。
第3Qはカリーがクォーター16得点の大活躍で、ウォリアーズが巻き返しを図り、一時10点差にまで追い上げるも、第4Qに入ってからは、ピストンズがカリーとドレイモンド・グリーンのいないウォリアーズのセカンドユニットを圧倒した。
ピストンズは第4Q最初の5分間でウォリアーズのフィールドゴール成功を0本に抑え、一気に点差をこの日最大の25点に拡大。その後も20点前後のリードを維持すると、ウォリアーズは残り時間3分でカリーをベンチに下げ、白旗を上げた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
GSW | 30 | 19 | 25 | 21 | 95 |
DET | 27 | 38 | 20 | 28 | 113 |
ピストンズは、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープとレジー・ジャクソンのガードコンビがそれぞれ20得点をマーク。マーカス・モリスが16得点、8リバウンド、6アシストでオールラウンドに活躍した他、アンドレ・ドラモンドは14得点、21リバウンド(7オフェンスリバウンド)、3ブロックを獲得している。
この日のピストンズは、スターター5人を含む合計6選手が二桁台の得点を記録。ペイントエリア内得点で50-36、リバウンド数で57-47と、インサイドゲームを支配した。
今季4回目の敗北を喫したウォリアーズは、カリーが7本のスリーを成功させ38得点、7リバウンド、5アシストと大奮闘。さらにクレイ・トンプソンが24得点を挙げたが、スプラッシュブラザーズ以外の選手はリズムをつかめず、ドレイモンド・グリーン、ハリソン・バーンズ、アンドレ・イグダーラの3選手が合計10得点(フィールドゴール21本中3本)に終わっている。
▼カリー、38得点
ウォリアーズはFG成功率(36.2%)とアシスト(18)で今季球団ワーストとなる数字を記録。次は現地18日にクイッケン・ローンズ・アリーナでキャブスと対戦する。
ビッグ・ベンが永久欠番
この先、ピストンズの選手が「3番」のユニフォームを着用することはない。ハーフタイムに催されたベン・ウォーレスの永久欠番セレモニーには、ウォレスの家族だけでなく、ラシード・ウォーレスやチャウンシー・ビラップス、テイショーン・プリンス、リチャード・ハミルトン、そしてラリー・ブラウン元HCなど、2004年のチャンピョンシップメンバーが参加した。
▼ウォーレスへのトリビュートビデオ
2月10日にはビラップスの永久欠番式典も予定されている。
ボックススコア:「NBA」