ザザ・パチュリアの“危険なプレイ”に選手たちが苦言
ザザ・パチュリアのプレイが、リーグ関係者やファンたちの間で再び物議を醸している。
問題になっているのは、現地24日に行われたオクラホマシティ・サンダー対ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦での行動。ラッセル・ウェストブルックがオフェンスリバウンドを取りに行って転倒した際、後ろにいたパチュリアがウェストブルックの膝の上に倒れこむ形となった。
この映像から故意だったのかどうかを判断するのは難しい。倒れ方が少し不自然なようにも見えるし、ニック・ヤングの足に巻き込まれてバランスを崩してしまっただけのようにも見える。
ただ、昨季カンファレンスファイナルでのカワイ・レナードへのアンダーカットも含め、パチュリアは過去に“ダーティー・プレイヤー”の烙印を押されたこともあるためか、ネット上では非難が殺到。さらに何人かのプレイヤーも声を上げ、デイミアン・リラードはTwitterで「最悪のプレイだ」とコメントし、カイリー・アービングは「リーグはこの男を調査するべきだよ。あり得ないプレイだ」とインスタグラムで苦言を呈している。
▼別アングル
https://twitter.com/TheRenderNBA/status/967647452860960769
問題のプレイについてウェストブルックは試合後、いつも以上に怒りをあらわにしながら「パチュリアはダーティー・プレイヤーだ」と断言。
記者1:「パチュリアとのプレイで何があった?」
ラス:「何があった?ってどういう意味だよ。何があったと思うんだ?」
記者1:「いや、ちゃんと見えなかったので……」
ラス:「嘘はやめろ。4回もリプレイされていたのに見えなかったのか?何があったか言ってみろ」
記者1:「ザザが君の脚の上に倒れこんだ」
ラス:「ありがとう。最初から答えを知っているくせに、馬鹿げた質問はしないでくれ」
記者2:「故意だったと思うか?」
ラス:「君にはどんな風に見えた?誰か彼(パチュリア)に触っていたか?イエスかノーか、どっちだ?」
記者2:「まだリプレイを見ていない……」
ラス:「どうして自分で確認していないことを質問するんだ?見ていないのなら質問するな。(あのプレイは)故意に決まっている。誰も彼に触っていないのに、僕の脚の上に倒れてきた。怪我をさせるつもりだったのさ」
チームメイトのポール・ジョージもウェストブルックの主張に賛成。
「知っての通りさ。ザザには前例がある。(あのプレイでは)誰も彼を押していなかった。狙いを定めながら倒れていたよ。ザザがザザなプレイをやったということだ」
– ポール・ジョージ
「故意だった」とするウェストブルックやジョージの主張に対して、当事者のパチュリアは「ノーコメント。子供じみた言い分だ」と真っ向から否定している。
いずれにせよ、ウェストブルックに怪我がなくて本当に良かった。
参考記事:「ESPN」