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ラジョン・ロンド FA
2020 10 16

ラジョン・ロンド、オプション破棄で今季フリーエージェントに

ラジョン・ロンド 0

キャリア2度目のチャンピオンシップを勝ち取ったロサンゼルス・レイカーズのラジョン・ロンドが、チームとの来季オプション契約を破棄してFAになる見込みとのこと。

「BasketballNews.com」がリーグ関係者から得た情報として伝えている。

今季のロンドは、レギュラーシーズン48試合で7.1得点、5.0アシストを平均と、ルーキーシーズン以降でワーストとなるスタッツを記録。さらにバブルでのシーズン再開直前に親指骨折の負傷で戦線離脱と、見せ場がないまま今季を終えるかと思われたが、プレイオフではギアを数段上げてきた。

約8週間の離脱を経て、ヒューストン・ロケッツとのウェスト第2ラウンドで復帰したロンドは、ポストシーズン16試合の出場で8.9得点、6.6アシストを平均。

3P成功率40%とジャンプショットが絶好調だった他、ロケッツ戦でのジェイムス・ハーデンに対するフルコート・プレッシャーや、ゲーム終盤のオフェンスリバウンドなど、オフェンス以外でも存在感を大いに発揮し、レイカーズのチャンピオンシップランにおける重要なファクターの一つとなった。

▼プレイオフ・ロンド

レイカーズとセルティックの2チームで優勝を達成したのは、1950~60年代のクライド・ラブレットに次いで、ロンドが史上2人目となる。

ロンドが破棄する見込みの来季プレイヤー・オプションは、年俸270万ドルのミニマム契約。今季プレイオフでレイカーズの3番手として活躍したことで、ロンドの株は急上昇したはず。

連覇を目指すレイカーズは、当然ながら再契約を狙うだろう。また、「ファイナル進出まであと一歩」だったロサンゼルス・クリッパーズやボストン・セルティックスなども、ロンド獲得に強い関心を示すかもしれない。

クリッパーズのフランチャイズスターであるカワイ・レナードは、ウェスト準決勝敗退後に「チームとしてもっとスマートにならなければ。チームとしてのバスケットボールIQを改善する必要がある」とコメント。バスケットボールIQこそ、ロンドの真骨頂だ。

また今季クリッパーズは、オンコートとロッカールームの両方で声を上げてチームを引っ張る“ボーカルリーダー”、つまりチームのまとめ役が不在だったとされている。ロンドのような経験と実績が豊富な大ベテランが、パズルのピースになるかもしれない。

今オフのレイカーズはロンドの他にも、アンソニー・デイビスやKCP、エイブリー・ブラッドリーらがプレイヤーオプションだ。

なお今年のFAは、交渉解禁日やサラリーキャップ上限額などが今のところ未定。前例がないほど未知数なオフシーズンとなる。

参考記事:「BasketballNews.com」

レイカーズの「ファイナル進出率」、「クリッパーズが試合に勝つ確率」よりも高い ダリル・モーリーがロケッツのGMを退任

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