2021年4月のNBA月間賞: ランドルの初選出とカリーの記録的な30日間
NBAでは現地5月4日、2020-21シーズン4月のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀選手)が発表された。
・イースト:ジュリアス・ランドル
イースタンカンファレンスでは、ニューヨーク・ニックスのジュリアス・ランドルが、デビュー7年目にしてついにキャリア初のプレイヤーズ・オブ・ザ・マンス選出を果たした。
ランドルは、4月に出場した15試合で27.1得点、9.0リバウンド、6.3アシスト、1.2スティールを平均。2試合で40得点超え、7試合で30得点超えの好パフォーマンスを見せ、ニックスを月間11勝4敗に導いた。
現在ニックスは、直近13試合で12勝1敗。シーズン37勝28敗でイースト4位の座を維持しており、2012-2013シーズン以来8年ぶりとなる勝率5割以上をすでに確定させている。
・ウェスト:ステフィン・カリー
ウェスタンカンファレンスでは、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーがキャリア通算8回目の受賞。
カリーは4月に出場した15試合でリーグ最多の37.3得点、FG成功率51.8%、スリー成功率46.6%、FT成功率90.8%という驚異的な数字を平均し、ウォリアーズを8勝7敗に牽引。以下、カリーが先月に打ち立てた記録だ:
- 1カ月のスリー成功数でNBA最多記録(96本)
- 1カ月間に50-40-90のシューティングから35得点以上を平均(史上初)
- 4月の30点ゲーム数で過去最多(13回)
4月12日には、ウォリアーズとしてのキャリア通算得点でウィルト・チェンバレン(1万7783点)を追い抜き、球団歴代首位に浮上。個人スタッツの面で見ると、カリーのキャリアにとってピークとも言える1カ月だった。
今季のカリーは、満票MVPシーズンを上回る自己ベストの31.5得点を平均。58試合ですでに307本のスリーを決めている。1シーズンにスリー300本を超えたのは、NBA史上でカリー(4回)とジェイムス・ハーデン(2019年)の2人しかいない。
参考記事:「NBA」