ルディ・ゲイが来季オプション破棄でFAに
大方の予想通り、ルディ・ゲイは今夏にFTとなる決断をした模様。ESPNのChris Haynes記者がリーグ関係者から得た情報として伝えている。
報道によれば、ゲイはスパーズとの来季契約をオプトアウトする計画とのこと。昨年のオフシーズンに2年/1700万ドルの契約を結んだばかりだったが、2年目がプレイヤー・オプションとなっていた。
アキレス腱断裂からの復帰ということもあり、不安要素を抱えてシーズンに臨んだゲイだったが、怪我の影響をほとんど感じさないパフォーマンスを見せ、57試合で11.5得点、5.1リバウンドを平均。12年のキャリアでルーキーシーズン以来初となるベンチスタートの役割にも不満を漏らすことなく、時にはクロージングラインアップで活躍し、エース不在だったスパーズのプレイオフ進出に大貢献した。
オプションを破棄したからといっても、スパーズからの移籍が決定したわけではない。今年で32歳になるゲイにとっては、もう1度くらい長期契約を手にしたいところだろう。昨季スパーズでの1年で、まだまだ価値がある選手だということを証明できたはず。また優勝候補チームと1年の低額契約を結んでリングを追いかけるのも選択肢の一つだ。
今夏のスパーズからは、ゲイと同じくダニー・グリーンもオプション破棄でFAになる権利を持っている。スパーズはカワイ・レナードの一件が片付くまで身動きの取れない状態。もしレナードを放出して完全な再建に入るのであれば、グリーンとゲイの両選手とは決別するのが妥当な選択になるかもしれない(契約額によっては話は別)。
今のところ、レナード側からトレード要求に関する正式な言葉は出ていない。元キャブスGMのデイビッド・グリフィンは、「レナード本人の口からチームを出たいと直接言われない限り、ポポビッチHCは噂を一蹴するはずだ」とコメントしている。
ドラフトがもう目前まで迫っているが、この膠着状態はいつまで続くことになるのか…?
なおルディ・ゲイは今年の4月から公式のYouTubeチャンネルをスタートしている。ファンの人は是非チェックしてみよう。
参考記事:「ESPN」