レイ・アレンが永久欠番のピアースに祝福のメッセージ
レイ・アレンの心は「いつまでもセルティック」だという。
理想的なチームワークでチャンピオンシップを勝ち取った“ビッグスリー”時代のボストン・セルティックスだが、アレンだけは他のコアメンバーとあまり仲が良くなかったと言われている。特にアレンがヒートに移籍して以降はまったく言葉を交わさなかったと、ポール・ピアースやケビン・ガーネットも話しており、今月に行われたピアースの永久欠番式典にもアレンは出席しなかった。
ただそれでもアレンにとって、ボストンで過ごした5シーズンは、自身のキャリアの中でも特別なものだったらしい。ピアースの永久欠番式の2日後、アレンはインスタグラムで元盟友への祝福のメッセージとセルティックスに対する想いを綴っていた。
「私たちは2008年に特別なことを成し遂げた。ボストンのスタンダードだけでなく、プロスポーツのスタンダードから見ても、それは特別だった。あのチームから誰か1人でも欠けていたなら、不可能を可能にすることはできなかっただろう。最下位だったチームが、その翌年に優勝。全く想像もつかないようなことだ。でも私たちは成し遂げた。ポール・ピアースにケビン・ガーネット、ラジョン・ロンド、トニー・アレン、P.J.・ブラウン、サム・キャセール、グレン・デイビス、エディ・ハウス、ケンドリック・パーキンス、スコット・ポラード、ジェームズ・ポージー、レオン・ポウ、ブライアン・スカラブリニ、ドック(リバース)、ダニー(エインジ)。家族やボストンのファンたち、そして私自身。みんなで成し遂げたんだ」
「ここ数年間、私は激しい非難に晒され、私の名誉は傷つけられた。私がこんなことを言うのは可笑しいと思う人もいるだろう。だが私はこれからもずっとセルティックだ(事実)。あの頃のチームメイトやボストンの人々と共有した“つながり”をいつまでも大切にしていきたい(真実)。私たちはチームに全てを捧げた。全員で勝利を掴み、2008NBAチャンピオンシップのバナーを一緒に掲げた(Ubuntu)」
「私とケビンの加入を心から歓迎してくれた最初の人間はポール・ピアースだった。移籍した初日から受け入れてくれて、そこから私たちはひたすら前進を続けた。ポールと私はチームメイトとして共に過ごした時間、お互いを頼りにしながら毎日戦っていた時間について語り合ったよ。それからFAでチームを去ることにした私の決断についても話し合った。あれは家族のためを思って選んだ道だった。人が何を言おうと、どんな噂が立とうと、私には友愛の気持ちしかない。ポールと私は、2人の間に壁を作るのではなく、橋を架けたいと考えている。ポールと34番へ、永久欠番おめでとう。君がボストンの街や我々2008年チャンピオンシップチームに対して示してくれたコミットメントに敬意を表したい」
– レイ・アレン
Photo by Michael E. Lee
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