ナゲッツとスパーズのシリーズが第7戦突入!!
今季プレイオフ最初の第7戦は、ウェスト2位と7位のシリーズだった。
NBAでは現地25日、AT&Tセンターでサンアントニオ・スパーズとデンバー・ナゲッツがファーストラウンド第6戦を対戦。スパーズが120-103で快勝し、シリーズを3勝3敗のイーブンに持ち込んだ。
この日のスパーズは、ラマーカス・オルドリッジが26得点/10リバウンド/5アシスト、デマー・デローザンが25得点/7アシスト/7リバウンドでオールラウンドに大活躍。とにかくジャンプショットの調子が良く、チーム合計で47本中29本のミドルレンジと24本中10本のスリーを決めている。
対するナゲッツは、ニコラ・ヨキッチが最初の3ピリオドだけで33得点をあげる圧巻のパフォーマンスを見せ、第3Q終了時で90-85の5点差と食い下がるが、スパーズは第4Q開始から17-2のランで一気にリードを20点に広げて第6戦をものにした。
スパーズはオルドリッジとデローザンの他、ルディ・ゲイが3本のスリーを含む11本中7本のFG成功から19得点で勝利に貢献。ナゲッツは、ヨキッチが43得点、12リバウンド、9アシストで大奮闘した。
ナゲッツとスパーズのシリーズ最終戦は現地27日にペプシセンターで行われる。
なおNBAプレイオフでは、これまでに合計で132試合の第7戦があり、そのうちの約8割でホームチームが勝利(ホーム104勝28敗)。なので状況的にはナゲッツが優勢だが、第7戦こそロスターやコーチの経験がものをいうはずだ。
第6戦でのスパーズは、平均をはるかに上回る高確率でロングツーを決めた。ナゲッツにしてみれば、リムを封鎖しながらできるだけ相手に難しいミドルレンジを打たせていたので、戦略的には間違っていない。これがレギュラーシーズンだったなら、「たまたま今日はタフショットを決められただけ」と気持ちを切り替えることができただろう。
ただプレイオフでは、その「たまたま」が2試合続けば命取りになる。もし第7戦序盤でラマーカス・オルドリッジが連続でピック&ポップからのロングツーを決めた時に、若いナゲッツが冷静さを保てるかどうか。
ボックススコア:「NBA」