【ユーロバスケット】スロベニアが優勝候補スペインを撃破し決勝進出
FIBA欧州選手権2017では現地14日、トルコのイスタンブールでトーナメント準決勝が行われ、スロベニアがガソル兄弟率いる前回王者のスペインに92-72で快勝。スロベニア男子バスケットボール史上初のユーロバスケット決勝進出を果たし、メダル獲得を確定させた。
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準決勝でアウトサイドショットが好調だったスロベニアは、チーム合計で25本中14本のスリーに成功。4点リードで迎えた第3Q開始から19-7のランで一気に主導権を握ると、第4Qは最後まで二桁点差を維持し、NBA選手を多数有するスペインから余裕の勝利をあげた。
スロベニアは、ヒートのゴラン・ドラギッチがチームハイの15得点をマーク。敗れたスペインは、パウ・ガソルが16得点、マーク・ガソルが12得点/10リバウンドのダブルダブル、リッキー・ルビオが13得点を獲得している。
▼ハイライト
スロベニアの次世代スター
ユーロバスケット2017では、ガソル兄弟やドラギッチらベテラン勢から、クリスタプス・ポルジンギス(ラトビア)やブルズ新人のラウリー・マルケネン(フィンランド)ら若手まで、NBAプレイヤーたちが大会を通して好パフォーマンスを見せる中、スロベニア代表のルカ・ドンチッチが大きな注目を集めている。
18歳のルカ・ドンチッチは身長201cmのガードで、現在スペインリーグのレアル・マドリードに所属。今大会では予選とトーナメントの8試合で15.1得点、8.3リバウンド、3.8アシストを平均し、準決勝のスペイン戦でも11得点、12リバウンド、8アシストと、あと一歩でトリプルダブルのオールラウンドな活躍で大金星に貢献した。
これほど上手くピック&ロールを使いこなせる18歳は滅多にいないだろう。コートビジョンも素晴らしく、特にウィークサイドへのクロスコートパスは見事だ。
▼ラトビアとの準々決勝では27得点
2018年NBAドラフトでは、目玉選手の一人になりそうだ。
スロベニアは、ロシア対セルビア戦の勝者と現地17日に金メダルをかけて対戦する。
ボックススコア:「FIBA」