スパーズとラプターズに罰金処分、選手休養のポリシー違反で
選手の休養欠場に関するポリシーに違反したとして、サンアントニオ・スパーズとトロント・ラプターズの2チームに、それぞれ2万5000ドルの罰金処分がNBAから科された。
最初にペナルティを食らったのはラプターズ。現地16日のオーランド・マジック戦で、パスカル・シアカムとカイル・ラウリー、OG・アヌノビーの主力3選手を休ませたためだ。
続いてその翌日には、同じ理由でスパーズにも罰金処分。スパーズは17日の試合(サンズ戦)でデマー・デローザン、パティ・ミルズ、ヤコブ・パートルの3人を休養欠場させている。
NBAのポリシーによると、同じ試合で2人以上の選手を休養欠場させるのはNG。選手を休ませる場合はホームゲームにするべきだとされている。
休養に関する方針が制定されたのは2017年(スパーズが選手を休ませまくっていたのが理由の一つ)。「健康ならば試合に出るべき」というのはプロとして当たり前のことかもしれないが、今季はコロナ禍/短縮シーズンによる過密スケジュールという前例のない特殊なシーズンなので、例年よりも基準を緩くしてもいいと思う。
実際にスパーズがペナルティを食らった17日のサンズ戦は、7日間で5試合目(しかも、その内の4試合がロード)という超過酷な日程だった。
スパーズとラプターズは、主力3選手を休養させた試合にそれぞれ二桁点差で快勝。スパーズは今季2位のサンズ相手に26点差で圧勝している。
また16日のラプターズでは、渡邊雄太がキャリア最多の21得点をマーク。
なお渡邊は現地19日、ついにトロントラプターズとの本契約を獲得した。
16日マジック戦でのキャリアハイはもちろん素晴らしいが、個人的にはその2日前に行われたスパーズ戦でのハッスルプレイに胸が熱くなった。
こういった、どんなポゼッションでも常に100%を出し切るひた向きさも高く評価され、ラプターズとの本契約に繋がったのだろう。本当にめでたい!
参考記事:「ESPN」