スパーズがポール・ジョージを7得点に抑えペイサーズに快勝、今季ホーム16勝0敗に
サンアントニオ・スパーズが、現地21日にAT&Tセンターで行われたインディアナ・ペイサーズ戦に106-92で快勝し、開幕ホーム16連勝を達成。カイリー・アービングが57得点を獲得した昨季3月12日のクリーブランド・キャバリアーズ戦から1度も本拠地で負けておらず、シーズンをまたいでホーム25連勝となる。
開始6分で6-6と両チームともスロースタートを切ったこの日の試合は、マヌ・ジノビリやボリス・ディアウらベンチユニットの投入で勢いに乗ったスパーズが、第1Q残り1分で8点リードを奪うも、そこからペイサーズに連続でフィールドゴールを決められ、最初のクォーターは23-21の2点差。第2Qにも中盤で一時点差を10点に拡大して主導権を握りかけたが、すぐにペイサーズの反撃を受け、突き放すことができないまま50-48でハーフタイムを迎えた。
▼ディアウのビハインド・ザ・バック
後半は、カワイ・レナードの連続得点でエンジンのかかったスパーズが、3点ビハインドで迎えた第3Q残り9分から25-13のランを展開。9点リードで第4Qに突入すると、ディアウやジョナサン・シモンズらの活躍でセカンドユニットが中盤まで点差を維持し、そこからトニー・パーカーがペネトレーションやアウトサイドショットで9得点を挙げて、粘ろうとするペイサーズにとどめを刺した。
▼パーカー、ダブルクラッチからリバースレイアップ
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
IND | 21 | 27 | 22 | 22 | 92 |
SAS | 23 | 27 | 29 | 27 | 106 |
チームデイフェンスでPG封じ
21日の対戦では、スパーズのチームディフェンスがキャリアベストなシーズンを送るポール・ジョージをとことん苦しめた。
マッチアップしたレナードが見事なオフボールディフェンスでPGのショットチャンスを最小限に抑えると同時に、アイソレーションやピック&ロールからのドライブで抜かれた場合もビッグマンたちが迅速にレーンをカバー。ポール・ジョージはプレーメイキングに徹するなどしていたが、最後までシューティングのリズムをつかめず、フィールドゴール成功率7.1%(14本中1本)の7得点、6アシスト、6ターンオーバーに終わった。
▼ウェストのブロックからグリーンのトランジションスリー
ジョージが10本以上のFGアテンプト数を記録した試合で、成功数1本以下かつ10得点以下に抑えられたのは、今回がキャリア2度目となる。
スパーズは、レナードがゲームハイの24得点、6リバウンド、5アシスト、3スティール、0ターンオーバーを記録。スリーは6本中1本の成功と振るわなかったが、ミドルレンジやタフショットがよく決まり、注目が集まったポール・ジョージとのエリートSF対決をひとまず制した。
他には、第4Qに試合をテイクオーバーしたパーカーが15得点、4アシストをマーク。ラマーカス・オルドリッジは27分の出場で10得点、9リバウンド、3スティールを記録した。
ボリス・ディアウ
この日のベンチユニットの起爆剤となったのはディアウだ。スモールボールを展開しようとするペイサーズに対して、積極的にローポストでミスマッチを付き、9本中7本のFG成功で14得点、8リバウンドとインサイドで大活躍した。
「スモールラインアップのチームに対して、僕たちもスモールで対応することがある。相手のスピードやクイックネスに合わせるためだ。でも今夜は反対の手段を取り、サイズをアドバンテージにしてインサイドでプレーするよう努めた」
– ボリス・ディアウ
またこの日の試合では、ポポビッチHCがジョージ・ヒルの髪型を褒めるシーンが見られた。
ボックススコア:「NBA」