オルドリッジのダブルダブルでスパーズがネッツを撃破、今季10回目の+25点差勝利
現地11日にバークレーセンターで行われたサンアントニオ・スパーズ対ブルックリン・ネッツ戦は、スパーズがネッツの得点を79点に抑えて27点差で圧勝。昨年末からの連勝記録を8に更新し、今季成績を33勝6敗とした。
試合序盤は、ネッツのエネルギッシュなディフェンスに苦戦したこの日のスパーズだが、ラマーカス・オルドリッジとティム・ダンカンが第1Q開始7分で14得点を挙げ、何とかリードを奪取。ただ、その他の選手たちがなかなかリズムに乗れず、セカンドユニットの投入でボールが動くようになってからもネッツを突き放すことができないまま、22-20で最初のピリオドを終える。
第2Qのスパーズは、中盤からスターターが攻守で奮闘し、前半残り4分でようやく二桁点差を確保。そのまま一気に主導権を握れそうな雰囲気だったが、そこからターンオーバーなどのケアレスミスが原因でリードを7点まで削られ、45-38で試合を折り返す。オルドリッジは最初の2クォーターだけでFG9本中8本成功の16得点を獲得し、前半のスパーズオフェンスを引っ張った。
▼ダンカン→レナードのアリウープ
後半に入ると、スパーズはじわじわと点差を広げていき、第3Q残り5分で再び二桁リードを奪取。さらに、そこからボバン・マリヤノヴィッチをセンターとしたベンチユニットの活躍で、完全に流れを手中に収めた。
ボバン
第3Q中盤でこの日初めて試合にチェックインしたマリヤノヴィッチは、クォーター終了までの5分間で7得点を獲得すると同時に、守備でもネッツのペイントエリアオフェンスを効果的にシャットダウン。スパーズは17-7のランで第4Q開始までにリードを21点に拡大し、早々と勝負を決めた。
マリヤノヴィッチは第4Qにも6得点を追加して、最終的に13分の出場で13得点、3リバウンド、2ブロックをマーク。マリヤノヴィッチがフィールドゴールを決めるたびに、バークレーセンターの観客席からは、まるでホームチームの選手に送られるような大歓声が上がった。
・ボバン、敵地ファンからのサポートについて
「いつも楽しんでいるよ。ファンたちの応援は僕に元気を与えてくれる。素晴らしいことだ。僕はレッドブルを飲まない。でもファンたちは僕に翼を授けてくれる」
– ボバン・マリヤノヴィッチ
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
SAS | 22 | 23 | 32 | 29 | 106 |
BKN | 20 | 18 | 18 | 23 | 79 |
▼レナードのトランジション
スパーズは、オルドリッジがFG成功率70%でゲームハイの25得点、11リバウンドを記録。オーポストでのアイソレーションやミドルレンジジャンプショット、プットバックなど、多彩なオフェンスでネッツのインサイドを圧倒した。チームのシューティングが不調なときに、ポストアップから手堅く得点もしくはプレーメイクできる選手の存在は本当に頼もしい。
他には、カワイ・レナードが17得点、8リバウンドをマーク。マヌ・ジノビリとボリス・ディアウのベテランベンチコンビは合計20得点、9アシストの大活躍で勝利に貢献した。
▼オルドリッジ
11日のネッツ戦も含めると、今季スパーズは合計10試合を25点差以上の大差で圧勝。Basketball Referenceのデータによると、これは1978-79、2001-02、2012-13と並んでフランチャイズ最多タイ記録となる。まだシーズンは半分にも達していない。
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ボックススコア:「NBA」