スパーズ、エース不在のホーム開幕戦に勝利
サンアントニオ・スパーズが現地18日、MVP候補のカワイ・レナード不在で迎えた本拠地AT&Tセンターでのシーズン開幕戦で、ミネソタ・ティンバーウルブズに107-99で勝利した。
レナードに加え、先発PGのトニー・パーカーも離脱中と、不安要素たっぷりで開幕戦に臨んだこの日のスパーズは、ラマーカス・オルドリッジがプレシーズンの好調を維持し、25得点、10リバウンドのダブルダブルでチームを牽引。第1Qを32-25で上回って先手を取ると、その後もオルドリッジやダニー・グリーン、デジョンテ・マレーが積極的に攻めて、試合の大部分で主導権を握る。第4Qに入ると、ネマニャ・ビエリツァやジャマール・クロフォードらウルブズのセカンドユニットに押されて一時リードを奪われるも、1点ビハインドで迎えた残り時間5分からは、オルドリッジをセンターに置くスモールラインアップで再び勢いを取り戻し、16-7のランで試合をクローズしてシーズン初戦をものした。
▼アグレッシブなオルドリッジは強い
スパーズはオルドリッジの他、攻守で活躍したグリーンが17得点、2スティール、2ブロック、マレーが16得点、5リバウンドをマーク。グリーンは、ドリブルペネトレーションやステップバック・ジャンパー、速攻でのプルアップスリーなどオンボールでも積極的にオフェンスに参加し、オルドリッジと同じく、これまで以上に伸び伸びとプレイできていた印象だ。
40歳になったマヌ・ジノビリも9得点、4アシストで勝利に大貢献。クラッチタイムのスモールラインアップでは司令塔を務め、シーズン一発目からジノビリらしさを発揮した。
▼P&Rからオルドリッジへの見事なポケットパス
また、スパーズデビュー戦となった新加入のルディ・ゲイは、ベンチから24分の出場で14得点、5リバウンドを記録。ヘルプ守備のローテーションでミスするような場面はあったものの、アキレス腱断裂の影響はほとんど見られず、ファストブレイクでダンクを叩き込むなどアスレチックなプレイも決め、終盤のスモールラインアップでは立派に4番を務めた。特に印象的だったのは、残り時間3分の正念場で、スパーズの十八番である「ハンマー」セットのパスを完璧にエクスキュートしたところだ。
▼ダンカンもご満悦のハンマー
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ゲイがさっそくスパーズオフェンスに順応できているようで嬉しい。このロスターにレナードが帰ってくるのが本当に楽しみだ。
なおこの日は、スパーズレジェンドのティム・ダンカンが家族と一緒に試合観戦に訪れ、幼い娘にシャツの袖を噛まれながらチームを応援していた。
ハーフタイムには、スパーズメンバー出演の新「H-E-B」コマーシャルが初お披露目。
次にスパーズは、現地21日にユナイテッドセンターでシカゴ・ブルズと対戦する。
Thumbnail via H-E-B
ボックススコア:「NBA」