ステフ・カリーとトレイ・ヤングがピックアップゲームで無双
こちらは、トロント・ラプターズのコーチングスタッフに入閣したばかりのリコ・ハインズが今年8月にUCLAのキャンパスで開催した『Rico Hines Private Runs』からのハイライト。
多くのNBA選手たちが参戦する中、現リーグを代表するPGのステフィン・カリーとトレイ・ヤングの2人が特に際立ったパフォーマンスをみせた。
この日のカリーとヤングは、ガードデュオとして同じチームでプレイ。世界トップクラスのシュートレンジとボールハンドリングのスキルを駆使して、対戦相手のチームをペリメーターから圧倒する。
カリーとヤングの他には、ラプターズのパスカル・シアカムやゲリー・トレントJr.、新人王のスコッティ・バーンズ、ピストンズから2021年ドラフト1位指名のケイド・カニングハム、ナゲッツのマイケル・ポーターJr.らも参加。
お金を払ってでも見たい超豪華すぎるピックアップゲームだ。
▼フルハイライト
ウォール完全復活?
またつい先日には、ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージとジョン・ウォールが出場。特に絶好調なウォールの姿が印象的だ。
かつてはNBA屈指のスターPGとしてワシントン・ウィザーズを何度もプレイオフへと導いたジョン・ウォール。だが2018年あたりから大きな怪我に悩まされ続け、ここ4シーズンは307試合中わずか72試合にしか出場していない。
その間のウォールの苦悩はオンコートだけに収まらず、2019年12月に母親、そしてその翌年に祖母が他界。重なる身内の不幸に加え、2020年からはコロナ禍により世界が大混乱に陥った。
ウォールは先日出席したチャリティーイベントでのインタビューで、「人生で一番辛い時期だった。自殺すら考えたよ」「でもそれらを振り返った時に、『今を乗り越えられたなら、今後は何が起きても乗り越えられる』と思えるようになった」と語っている。
ウォールは昨シーズン全休からのバイアウトを経て、今オフにロサンゼルス・クリッパーズと契約。オン/オフコートでいろいろなことを乗り越えたウォールが、来季クリッパーズでどんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。
Video:「YouTube」